ヘサキリクガメはどんな動物?特徴、性格、生態、生息地、繁殖について最新版を解説 動物園や図鑑で見れる絶滅危惧種
動物図鑑
動物園などで孵化し繁殖に成功しているヘサキリクガメはどんな動物?特徴、性格、生態、生息地について解説します。マダガスカル島の固有種で、もっとも絶滅に瀕しているリクガメとも言われており、現在進行形で保護活動が行われています。勿論このカメは絶滅危惧種にも指定されています。
ヘサキリクガメとは? 基本ステータスについて
ヘサキリクガメは、爬虫綱カメ目リクガメ科マダガスカルリクガメ属に分類されるカメ。。学名はAstrochelys yniphora、英語はPloughshare tortoise。甲長は36~48cmで体重は5~20kg。情報の一覧は以下の通り。
| Japanese(和名) | ヘサキリクガメ |
| English(英名) | Angonoka / Ploughshare tortoise / Madagascar tortoise / Madagascar angulated tortoise |
| scientific name(学名) | Astrochelys yniphora |
| classification(分類) | Reptilia、 Testudines、 Testudinidae、Astrochelys 爬虫綱、カメ目、リクガメ科、マダガスカルリクガメ属 |
| IUCN Status(保全状況) | CRITICALLY ENDANGERED |
| Length(体長) | 36~48cm |
| Weight(体重) | 5~20kg |
ヘサキリクガメの分類学
- 界(Kingdom):動物界 (Animalia)
- 門(Phylum):脊索動物門 (Chordata)
- 綱(Class):爬虫綱 (Reptilia)
- 目(Order):カメ目 (Testudines)
- 科(Family):リクガメ科 (Testudinidae)
- 属(Genus):リクガメ属 (Testudo)
- 種(Species):ヘサキリクガメ (Testudo horsfieldii)
ヘサキリクガメのルーツ、起源は?
ヘサキリクガメ(Astrochelys yniphora)は、マダガスカル北西部にだけ生息する、マダガスカル固有の大型リクガメです。英名では Angonoka、Ploughshare tortoise と呼ばれます。
🌍 起源は「マダガスカル北西部」
ヘサキリクガメの起源を考えるうえで重要なのは、マダガスカル島で独自に進化したことです。
マダガスカルはアフリカ大陸から長期間隔離されてきたため、そこでは多くの動物が独自の進化を遂げました。
大まかには、
古いリクガメ類の祖先
↓
マダガスカルへ到達
↓
島内で長期間隔離
↓
独自のリクガメ系統へ分化
↓
ヘサキリクガメが成立
という進化史が考えられます。
ただし、ヘサキリクガメがいつ、どの祖先から分岐したのかを示す化石記録は非常に乏しく、起源年代を正確に決めることはできません。
🧬 最も近い仲間は?
ヘサキリクガメは、同じマダガスカル固有種である
- ホウシャガメ(Astrochelys radiata)
- キバラクイリクガメ(Astrochelys yniphoraではなく、分類上の混同に注意)
などと同じAstrochelys属に属します。
特に重要なのがホウシャガメです。
現在の分類では、
リクガメ科(Testudinidae)
↓
マダガスカルの固有系統
↓
Astrochelys属
↓
├─ ヘサキリクガメ
└─ ホウシャガメ
という関係として扱われています。
🏝️ なぜマダガスカルだけにいる?
マダガスカルは非常に古くから大陸から隔離されており、その環境の中で独特な動物相が形成されました。
ヘサキリクガメもその代表例です。
現在の野生個体は、マダガスカル北西部のバリー・ベイ地域周辺という非常に狭い範囲に残っています。
森林というより、乾燥した落葉性森林や草地・低木地が入り混じる環境を利用しています。
生息地について
ヘサキリクガメはマダガスカルに分布しています。
1. 分布地域
- 中央アジアを中心に分布
- カザフスタン南部
- ウズベキスタン
- トルクメニスタン
- アフガニスタン北部
- イラン東部
- 砂漠・半砂漠・乾燥ステップ地帯を好む
2. 生息環境
- 乾燥地帯・ステップ・砂漠周辺
- 穴居性(地下に巣穴を掘る)
- 昼間の高温や乾燥を避けるため、巣穴に潜って休む
- 冬季には冬眠する
- 温度・湿度の条件
- 高温乾燥に強いが、極端に湿った環境は苦手
- 日光浴(バスキング)で体温調節
3. 生態のポイント
- 半昼行性で、朝晩に活動し昼間は巣穴で休むことが多い
- 雑食性
- 小型リクガメなので隠れる習性が強い
特徴は?どんな感じの生物なのか?
ヘサキリクガメはマダガスカル島の固有種。背甲はドーム状に盛りあがり、上から見るとやや細長い。縁甲板の前縁や後縁はやや尖っていて、左右の喉甲板は突出。背甲は黄褐色や灰褐色・淡褐色で各甲羅の継ぎ目や周辺は暗色で縁取られている。ヘサキリクガメは低木林や竹林、藪地や草原などに生息しており日中に活動します。
1. 外見・体の特徴
- サイズ
- 小型リクガメで成体は甲長 15〜20cm程度
- 体重は1〜2kg程度と軽量
- 甲羅(背甲)
- 丸みを帯びたドーム型
- 色は茶色~暗褐色で、甲板に濃い斑紋や縁の模様がある
- 成体になると全体的に落ち着いた色調になる
- 腹甲(腹側の甲羅)
- 頭部・四肢
- 頭は小さく丸い
- 足は短くがっしりしており、砂地を掘るための爪が発達
- 尾
- 尾の先端に特徴的な骨質の突起(尾鞘)があり、名前の由来になっている
2. 行動・生態
- 穴居性
- 活動パターン
- 朝晩や気温の低い時間帯に活動する薄明性〜朝夕行動型
- 昼間は巣穴や低木の下で休む
- 食性
- 繁殖
- 春~初夏に産卵
- 1回に 4〜8個程度の卵 を産む
- 卵は砂地に埋めて孵化
3. 性格
性格はどんな感じなのか?
ヘサキリクガメはおとなしい性格をしており、とても温和です。そのため飼育をする際にもとても優しい亀の仲間と言えるでしょう。
1. 基本的な性格
- 温厚で攻撃性はほとんどない
- 他の小型カメや同種と一緒に飼っても問題になりにくい
- 臆病・警戒心が強い
- 初対面の人や大きな動きにはすぐ巣穴や砂に潜る
- 危険を感じると体を縮めてじっとして隠れる
2. 行動の特徴
- 穴居性で隠れるのが得意
- 活発な時間帯は朝晩や薄明時
- 好奇心はあるが控えめ
- 餌があるとゆっくり出てきて食べるが、人に近づくことは少ない
3. 飼育下での性格
- 比較的扱いやすい小型リクガメ
- 臆病なので、無理に触るよりも観察中心に飼うとストレスが少ない
- 慣れると餌に反応する
- 飼育下では、餌を見せると巣穴から出てくることもある
生態はどんな感じ?
ヘサキリクガメは食性はほぼ植物食で草などを食べて生活をします。繁殖様式は卵生。1回に主に3-5個の卵を年に何回もわけて生みます。生後20年で性成熟します。寿命は50~100年と言われています。
1. 生活環境
- 中央アジアの乾燥地帯・砂漠・半砂漠に生息
- 穴居性で、自分で巣穴を掘って生活
- 昼間の高温や乾燥を避ける
- 冬季には冬眠することもある
- 水辺は必要ないが、植物や小動物を摂取するための草地や低木がある場所を好む
2. 活動パターン
- 朝晩や気温の低い時間帯に活発(薄明性〜朝夕行動型)
- 昼間は巣穴や砂・低木の下で休むことが多い
- 体温調節のため、日光浴(バスキング)を行う
3. 食性
- 雑食性(Omnivore)
- 幼獣は動物性の餌を多めに摂取し、成長すると植物性も増える
4. 繁殖
- 春〜初夏に産卵
- 1回に 4〜8個程度の卵 を砂地や巣穴に埋めて産む
- 卵は乾燥地でも孵化可能だが、温度や湿度の管理が重要
- 幼獣は穴や草陰で過ごし、成体と同じく穴居生活に順応する
天敵はいるのか?
ヘサキリクガメはヘビや鳥、キツネなどが天敵に当たります。
ヘサキリクガメの幼獣について
ヘサキリクガメ(Testudo horsfieldii)の幼獣(子ガメ・幼体)について詳しく整理します。
1. 外見・体の特徴(幼獣)
- サイズ
- 孵化直後は甲長 約3〜5cm
- 成長すると15〜20cm程度になる
- 甲羅(背甲)
- 成体より柔らかく、丸みを帯びたドーム型
- 茶褐色で黒や濃い茶色の斑や縁模様がはっきりしている
- 幼獣の模様は鮮やかで、成長するとやや落ち着いた色になる
- 腹甲(腹側の甲羅)
- 頭部・四肢
- 足には砂を掘るための爪が発達
- 水泳はあまりしないが、陸上の移動は活発
- 尾
- 尾の先端に小さな突起(尾鞘)があり、成体と同じ特徴を持つ
2. 行動・性格(幼獣)
- 臆病で警戒心が非常に強い
- 活発に動く時間帯は朝晩や涼しい時間
- 好奇心はあるが控えめ
3. 食性(幼獣)
- 雑食性だが動物性の餌を多く摂取
- 小型昆虫、ミミズ、節足動物など
- 植物(葉や草)も少量摂取
- 成長に伴い植物性も増え、成体と同じ雑食性に順応
4. 生態・生活
- 巣穴や砂地で過ごすことが中心
- 昼間は隠れ、朝晩に活動
- 幼獣期は特に外敵に弱く、潜伏行動が中心
- 数年で成体と同じ穴居性・活動パターンに順応
ヘサキリクガメは絶滅危惧種なのか?
ヘサキリクガメはワシントン条約附属書Iに掲載されており国際取引が制限され、さらに絶滅危惧種に指定されています。近年の開発などによって生息地が減少しているだけでなく ペットとして乱獲されてしまう点が問題となっています。日本では野毛山動物園など国内の動物園で数多くが孵化しており、野生が展示されています。案内もネットのページからされています。
1. 国際的な保護状況
- IUCN(国際自然保護連合)のレッドリスト
- 分類:VU(Vulnerable)絶滅危惧II類相当
- 意味:野生個体数が減少しており、将来的に絶滅の危険が高い
- CITES(ワシントン条約)
- 附属書 II に掲載
- 国際取引には許可証が必要で、無許可での輸出入は禁止
2. 減少の主な原因
- ペット取引・密輸
- 小型で丈夫なためペット需要が高く、野生個体の捕獲が多い
- 生息地の破壊
- 中央アジアの乾燥地帯でも農地化や開発で巣穴や草地が減少
- 外敵・環境変化
- 野生個体は鳥類や哺乳類、ヘビに捕食される
- 気候変動や極端な乾燥も生息に影響
3. 保護状況・対策
- 国際的規制
- 飼育下繁殖
- ペット用としての繁殖個体は合法的に入手可能
- 野生保護の観点から飼育個体は人工繁殖が推奨
- 生息地保全
ヘサキリクガメは飼育可能?
ヘサキリクガメは絶滅危惧種にも指定されていますので困難ですが飼育が可能です。 カメを飼うにあたって必要なものは、以下の通りです。小さい個体が新着で登録されて販売されていたり、里親の募集も多いのでチェックです。餌の種類やケージなどに注意しましょう。また寿命も長いのでそこも考慮しましょう。餌や保温の方法など確認しましょう。ショップではいろいろ商品が商品されておりエサやケース、ライトなど用品の購入が簡単です。
ケージ
甲羅のサイズや成長の具合によりますが、ショップでは60㎝くらいの幅が広いケージが必要になります。ガラス製やアクリル製、プラスチック製など爬虫類用ケージを使用がおすすめです。
床材
床材のカテゴリーは大型から小型まで様々な種類があります。赤玉土、ヤシガラ、人工芝などさまざまです。キャンペーンだと安い価格で販売されていることもあります。
ヒーター
必要に応じてエアコンや暖房器具を用意して、カメが快適に過ごせるように気をつけてあげてください。パネルヒーターや照射スポットランプ、バスキングライトなどがあります。
温湿度計
両生類のカメを飼育するにあたって温度と湿度の管理はとても重要。保温は30度くらいで調節すると良いです。
照明
カメは1日で強い紫外線を浴びることで、カルシウムの吸収を促進させるビタミンD3を体の中で作り健康を維持する動物です。そのため照明は必須。電球タイプや蛍光管タイプがあり、ケージに合わせて選ぶと良いでしょう。日照時間を目安として照射してください。
シェルター
カメも生き物ですから室内で個体が逃げられる場所を作るため、ポイントとしてシェルターがあると良いです。ちゃんと全体で設置して大きくストレスを与えないようにしましょう。
水飲み皿
水飲み皿も必須。水入れは毎日洗浄して、新鮮な水を用意してください。
ペットフード
カメなどは草食性で、必ずフードは小さい野菜や果物が主食で、小松菜やキノコも一緒に食べます。野草を野菜の代わりに食べているカメもいます。おやつにバナナ、スイカ、リンゴ、イチゴ、キウイ、マンゴーなどの果物も与えてあげてください。参考にサプリメントを与える方もいます。最初は販売されているものを提供すると良いでしょう。完全に生き物に必要な栄養が入っています。
飼育されている動物園(日本・世界)
ヘサキリクガメ(Astrochelys yniphora)は、世界的にも極めて希少なリクガメです。飼育下繁殖そのものが保全活動の重要な一部になっています。
🇯🇵 日本
| 施設 | 所在地 | 状況 |
|---|
| 野毛山動物園 | 神奈川県横浜市 | 飼育・繁殖 |
| 横浜市立金沢動物園 | 神奈川県横浜市 | 飼育記録あり |
特に重要なのが野毛山動物園です。
野毛山動物園では2005年に保護された個体を受け入れて飼育を開始し、2016年から繁殖に成功しています。2025年の専門学会発表では、15頭(オス2・メス1・性別不明12)を飼育し、これまで12頭の繁殖に成功、10頭が成育したと報告されています。
また、横浜市の動物園年報でもヘサキリクガメの飼育が確認でき、2022年度の野毛山動物園では3頭のオス・1頭のメス・11頭の性別不明個体が記録されています。
🌍 世界
海外では、日本以上に保護・繁殖を目的とした施設が重要です。
🇲🇬 マダガスカル
Ampijoroa Chelonian Captive Breeding Center(アンピジョロア)
ヘサキリクガメの保全において世界で最も重要な施設の一つです。
マダガスカル北西部にあるDurrell Wildlife Conservation Trustの保全繁殖施設で、1986年から繁殖プログラムが行われています。
近年の動物園・保全施設の記録でも、ヘサキリクガメの繁殖個体の大部分がこの施設から生まれており、非常に重要な役割を担っています。
🇬🇧 イギリス
- Durrell Wildlife Conservation Trust
- Chester Zoo
過去の国際的な飼育記録でも、両施設でヘサキリクガメが飼育されていました。
🇧🇪 ベルギー
現在の動物園飼育データベースにも掲載されています。
🇺🇸 アメリカ
- Oklahoma City Zoo
- Honolulu Zoo
- Zoo Atlanta
- Knoxville Zoo
- Turtle Conservancy
などで飼育記録があります。特にホノルル動物園は、過去に飼育下繁殖にも取り組んだことで知られています。
🇸🇬 シンガポール
飼育記録が確認されています。
🇵🇭 フィリピン
現在の動物園データベースに掲載されています。
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ヘサキリクガメとは? 基本ステータスについて
ヘサキリクガメは、爬虫綱カメ目リクガメ科マダガスカルリクガメ属に分類されるカメ。。学名はAstrochelys yniphora、英語はPloughshare tortoise。甲長は36~48cmで体重は5~20kg。情報の一覧は以下の通り。
| Japanese(和名) | ヘサキリクガメ |
| English(英名) | Angonoka / Ploughshare tortoise / Madagascar tortoise / Madagascar angulated tortoise |
| scientific name(学名) | Astrochelys yniphora |
| classification(分類) | Reptilia、 Testudines、 Testudinidae、Astrochelys 爬虫綱、カメ目、リクガメ科、マダガスカルリクガメ属 |
| IUCN Status(保全状況) | CRITICALLY ENDANGERED |
| Length(体長) | 36~48cm |
| Weight(体重) | 5~20kg |
ヘサキリクガメの分類学
- 界(Kingdom):動物界 (Animalia)
- 門(Phylum):脊索動物門 (Chordata)
- 綱(Class):爬虫綱 (Reptilia)
- 目(Order):カメ目 (Testudines)
- 科(Family):リクガメ科 (Testudinidae)
- 属(Genus):リクガメ属 (Testudo)
- 種(Species):ヘサキリクガメ (Testudo horsfieldii)
ヘサキリクガメのルーツ、起源は?
ヘサキリクガメ(Astrochelys yniphora)は、マダガスカル北西部にだけ生息する、マダガスカル固有の大型リクガメです。英名では Angonoka、Ploughshare tortoise と呼ばれます。
🌍 起源は「マダガスカル北西部」
ヘサキリクガメの起源を考えるうえで重要なのは、マダガスカル島で独自に進化したことです。
マダガスカルはアフリカ大陸から長期間隔離されてきたため、そこでは多くの動物が独自の進化を遂げました。
大まかには、
古いリクガメ類の祖先
↓
マダガスカルへ到達
↓
島内で長期間隔離
↓
独自のリクガメ系統へ分化
↓
ヘサキリクガメが成立
という進化史が考えられます。
ただし、ヘサキリクガメがいつ、どの祖先から分岐したのかを示す化石記録は非常に乏しく、起源年代を正確に決めることはできません。
🧬 最も近い仲間は?
ヘサキリクガメは、同じマダガスカル固有種である
- ホウシャガメ(Astrochelys radiata)
- キバラクイリクガメ(Astrochelys yniphoraではなく、分類上の混同に注意)
などと同じAstrochelys属に属します。
特に重要なのがホウシャガメです。
現在の分類では、
リクガメ科(Testudinidae)
↓
マダガスカルの固有系統
↓
Astrochelys属
↓
├─ ヘサキリクガメ
└─ ホウシャガメ
という関係として扱われています。
🏝️ なぜマダガスカルだけにいる?
マダガスカルは非常に古くから大陸から隔離されており、その環境の中で独特な動物相が形成されました。
ヘサキリクガメもその代表例です。
現在の野生個体は、マダガスカル北西部のバリー・ベイ地域周辺という非常に狭い範囲に残っています。
森林というより、乾燥した落葉性森林や草地・低木地が入り混じる環境を利用しています。
生息地について
ヘサキリクガメはマダガスカルに分布しています。
1. 分布地域
- 中央アジアを中心に分布
- カザフスタン南部
- ウズベキスタン
- トルクメニスタン
- アフガニスタン北部
- イラン東部
- 砂漠・半砂漠・乾燥ステップ地帯を好む
2. 生息環境
- 乾燥地帯・ステップ・砂漠周辺
- 穴居性(地下に巣穴を掘る)
- 昼間の高温や乾燥を避けるため、巣穴に潜って休む
- 冬季には冬眠する
- 温度・湿度の条件
- 高温乾燥に強いが、極端に湿った環境は苦手
- 日光浴(バスキング)で体温調節
3. 生態のポイント
- 半昼行性で、朝晩に活動し昼間は巣穴で休むことが多い
- 雑食性
- 小型リクガメなので隠れる習性が強い
特徴は?どんな感じの生物なのか?
ヘサキリクガメはマダガスカル島の固有種。背甲はドーム状に盛りあがり、上から見るとやや細長い。縁甲板の前縁や後縁はやや尖っていて、左右の喉甲板は突出。背甲は黄褐色や灰褐色・淡褐色で各甲羅の継ぎ目や周辺は暗色で縁取られている。ヘサキリクガメは低木林や竹林、藪地や草原などに生息しており日中に活動します。
1. 外見・体の特徴
- サイズ
- 小型リクガメで成体は甲長 15〜20cm程度
- 体重は1〜2kg程度と軽量
- 甲羅(背甲)
- 丸みを帯びたドーム型
- 色は茶色~暗褐色で、甲板に濃い斑紋や縁の模様がある
- 成体になると全体的に落ち着いた色調になる
- 腹甲(腹側の甲羅)
- 頭部・四肢
- 頭は小さく丸い
- 足は短くがっしりしており、砂地を掘るための爪が発達
- 尾
- 尾の先端に特徴的な骨質の突起(尾鞘)があり、名前の由来になっている
2. 行動・生態
- 穴居性
- 活動パターン
- 朝晩や気温の低い時間帯に活動する薄明性〜朝夕行動型
- 昼間は巣穴や低木の下で休む
- 食性
- 繁殖
- 春~初夏に産卵
- 1回に 4〜8個程度の卵 を産む
- 卵は砂地に埋めて孵化
3. 性格
性格はどんな感じなのか?
ヘサキリクガメはおとなしい性格をしており、とても温和です。そのため飼育をする際にもとても優しい亀の仲間と言えるでしょう。
1. 基本的な性格
- 温厚で攻撃性はほとんどない
- 他の小型カメや同種と一緒に飼っても問題になりにくい
- 臆病・警戒心が強い
- 初対面の人や大きな動きにはすぐ巣穴や砂に潜る
- 危険を感じると体を縮めてじっとして隠れる
2. 行動の特徴
- 穴居性で隠れるのが得意
- 活発な時間帯は朝晩や薄明時
- 好奇心はあるが控えめ
- 餌があるとゆっくり出てきて食べるが、人に近づくことは少ない
3. 飼育下での性格
- 比較的扱いやすい小型リクガメ
- 臆病なので、無理に触るよりも観察中心に飼うとストレスが少ない
- 慣れると餌に反応する
- 飼育下では、餌を見せると巣穴から出てくることもある
生態はどんな感じ?
ヘサキリクガメは食性はほぼ植物食で草などを食べて生活をします。繁殖様式は卵生。1回に主に3-5個の卵を年に何回もわけて生みます。生後20年で性成熟します。寿命は50~100年と言われています。
1. 生活環境
- 中央アジアの乾燥地帯・砂漠・半砂漠に生息
- 穴居性で、自分で巣穴を掘って生活
- 昼間の高温や乾燥を避ける
- 冬季には冬眠することもある
- 水辺は必要ないが、植物や小動物を摂取するための草地や低木がある場所を好む
2. 活動パターン
- 朝晩や気温の低い時間帯に活発(薄明性〜朝夕行動型)
- 昼間は巣穴や砂・低木の下で休むことが多い
- 体温調節のため、日光浴(バスキング)を行う
3. 食性
- 雑食性(Omnivore)
- 幼獣は動物性の餌を多めに摂取し、成長すると植物性も増える
4. 繁殖
- 春〜初夏に産卵
- 1回に 4〜8個程度の卵 を砂地や巣穴に埋めて産む
- 卵は乾燥地でも孵化可能だが、温度や湿度の管理が重要
- 幼獣は穴や草陰で過ごし、成体と同じく穴居生活に順応する
天敵はいるのか?
ヘサキリクガメはヘビや鳥、キツネなどが天敵に当たります。
ヘサキリクガメの幼獣について
ヘサキリクガメ(Testudo horsfieldii)の幼獣(子ガメ・幼体)について詳しく整理します。
1. 外見・体の特徴(幼獣)
- サイズ
- 孵化直後は甲長 約3〜5cm
- 成長すると15〜20cm程度になる
- 甲羅(背甲)
- 成体より柔らかく、丸みを帯びたドーム型
- 茶褐色で黒や濃い茶色の斑や縁模様がはっきりしている
- 幼獣の模様は鮮やかで、成長するとやや落ち着いた色になる
- 腹甲(腹側の甲羅)
- 頭部・四肢
- 足には砂を掘るための爪が発達
- 水泳はあまりしないが、陸上の移動は活発
- 尾
- 尾の先端に小さな突起(尾鞘)があり、成体と同じ特徴を持つ
2. 行動・性格(幼獣)
- 臆病で警戒心が非常に強い
- 活発に動く時間帯は朝晩や涼しい時間
- 好奇心はあるが控えめ
3. 食性(幼獣)
- 雑食性だが動物性の餌を多く摂取
- 小型昆虫、ミミズ、節足動物など
- 植物(葉や草)も少量摂取
- 成長に伴い植物性も増え、成体と同じ雑食性に順応
4. 生態・生活
- 巣穴や砂地で過ごすことが中心
- 昼間は隠れ、朝晩に活動
- 幼獣期は特に外敵に弱く、潜伏行動が中心
- 数年で成体と同じ穴居性・活動パターンに順応
ヘサキリクガメは絶滅危惧種なのか?
ヘサキリクガメはワシントン条約附属書Iに掲載されており国際取引が制限され、さらに絶滅危惧種に指定されています。近年の開発などによって生息地が減少しているだけでなく ペットとして乱獲されてしまう点が問題となっています。日本では野毛山動物園など国内の動物園で数多くが孵化しており、野生が展示されています。案内もネットのページからされています。
1. 国際的な保護状況
- IUCN(国際自然保護連合)のレッドリスト
- 分類:VU(Vulnerable)絶滅危惧II類相当
- 意味:野生個体数が減少しており、将来的に絶滅の危険が高い
- CITES(ワシントン条約)
- 附属書 II に掲載
- 国際取引には許可証が必要で、無許可での輸出入は禁止
2. 減少の主な原因
- ペット取引・密輸
- 小型で丈夫なためペット需要が高く、野生個体の捕獲が多い
- 生息地の破壊
- 中央アジアの乾燥地帯でも農地化や開発で巣穴や草地が減少
- 外敵・環境変化
- 野生個体は鳥類や哺乳類、ヘビに捕食される
- 気候変動や極端な乾燥も生息に影響
3. 保護状況・対策
- 国際的規制
- 飼育下繁殖
- ペット用としての繁殖個体は合法的に入手可能
- 野生保護の観点から飼育個体は人工繁殖が推奨
- 生息地保全
ヘサキリクガメは飼育可能?
ヘサキリクガメは絶滅危惧種にも指定されていますので困難ですが飼育が可能です。 カメを飼うにあたって必要なものは、以下の通りです。小さい個体が新着で登録されて販売されていたり、里親の募集も多いのでチェックです。餌の種類やケージなどに注意しましょう。また寿命も長いのでそこも考慮しましょう。餌や保温の方法など確認しましょう。ショップではいろいろ商品が商品されておりエサやケース、ライトなど用品の購入が簡単です。
ケージ
甲羅のサイズや成長の具合によりますが、ショップでは60㎝くらいの幅が広いケージが必要になります。ガラス製やアクリル製、プラスチック製など爬虫類用ケージを使用がおすすめです。
床材
床材のカテゴリーは大型から小型まで様々な種類があります。赤玉土、ヤシガラ、人工芝などさまざまです。キャンペーンだと安い価格で販売されていることもあります。
ヒーター
必要に応じてエアコンや暖房器具を用意して、カメが快適に過ごせるように気をつけてあげてください。パネルヒーターや照射スポットランプ、バスキングライトなどがあります。
温湿度計
両生類のカメを飼育するにあたって温度と湿度の管理はとても重要。保温は30度くらいで調節すると良いです。
照明
カメは1日で強い紫外線を浴びることで、カルシウムの吸収を促進させるビタミンD3を体の中で作り健康を維持する動物です。そのため照明は必須。電球タイプや蛍光管タイプがあり、ケージに合わせて選ぶと良いでしょう。日照時間を目安として照射してください。
シェルター
カメも生き物ですから室内で個体が逃げられる場所を作るため、ポイントとしてシェルターがあると良いです。ちゃんと全体で設置して大きくストレスを与えないようにしましょう。
水飲み皿
水飲み皿も必須。水入れは毎日洗浄して、新鮮な水を用意してください。
ペットフード
カメなどは草食性で、必ずフードは小さい野菜や果物が主食で、小松菜やキノコも一緒に食べます。野草を野菜の代わりに食べているカメもいます。おやつにバナナ、スイカ、リンゴ、イチゴ、キウイ、マンゴーなどの果物も与えてあげてください。参考にサプリメントを与える方もいます。最初は販売されているものを提供すると良いでしょう。完全に生き物に必要な栄養が入っています。
飼育されている動物園(日本・世界)
ヘサキリクガメ(Astrochelys yniphora)は、世界的にも極めて希少なリクガメです。飼育下繁殖そのものが保全活動の重要な一部になっています。
🇯🇵 日本
| 施設 | 所在地 | 状況 |
|---|
| 野毛山動物園 | 神奈川県横浜市 | 飼育・繁殖 |
| 横浜市立金沢動物園 | 神奈川県横浜市 | 飼育記録あり |
特に重要なのが野毛山動物園です。
野毛山動物園では2005年に保護された個体を受け入れて飼育を開始し、2016年から繁殖に成功しています。2025年の専門学会発表では、15頭(オス2・メス1・性別不明12)を飼育し、これまで12頭の繁殖に成功、10頭が成育したと報告されています。
また、横浜市の動物園年報でもヘサキリクガメの飼育が確認でき、2022年度の野毛山動物園では3頭のオス・1頭のメス・11頭の性別不明個体が記録されています。
🌍 世界
海外では、日本以上に保護・繁殖を目的とした施設が重要です。
🇲🇬 マダガスカル
Ampijoroa Chelonian Captive Breeding Center(アンピジョロア)
ヘサキリクガメの保全において世界で最も重要な施設の一つです。
マダガスカル北西部にあるDurrell Wildlife Conservation Trustの保全繁殖施設で、1986年から繁殖プログラムが行われています。
近年の動物園・保全施設の記録でも、ヘサキリクガメの繁殖個体の大部分がこの施設から生まれており、非常に重要な役割を担っています。
🇬🇧 イギリス
- Durrell Wildlife Conservation Trust
- Chester Zoo
過去の国際的な飼育記録でも、両施設でヘサキリクガメが飼育されていました。
🇧🇪 ベルギー
現在の動物園飼育データベースにも掲載されています。
🇺🇸 アメリカ
- Oklahoma City Zoo
- Honolulu Zoo
- Zoo Atlanta
- Knoxville Zoo
- Turtle Conservancy
などで飼育記録があります。特にホノルル動物園は、過去に飼育下繁殖にも取り組んだことで知られています。
🇸🇬 シンガポール
飼育記録が確認されています。
🇵🇭 フィリピン
現在の動物園データベースに掲載されています。
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ヘサキリクガメはどんな動物?特徴、性格、生態、生息地、繁殖について最新版を解説 動物園や図鑑で見れる絶滅危惧種
動物図鑑
動物園などで孵化し繁殖に成功しているヘサキリクガメはどんな動物?特徴、性格、生態、生息地について解説します。マダガスカル島の固有種で、もっとも絶滅に瀕しているリクガメとも言われており、現在進行形で保護活動が行われています。勿論このカメは絶滅危惧種にも指定されています。
ヘサキリクガメとは? 基本ステータスについて
ヘサキリクガメは、爬虫綱カメ目リクガメ科マダガスカルリクガメ属に分類されるカメ。。学名はAstrochelys yniphora、英語はPloughshare tortoise。甲長は36~48cmで体重は5~20kg。情報の一覧は以下の通り。
| Japanese(和名) | ヘサキリクガメ |
| English(英名) | Angonoka / Ploughshare tortoise / Madagascar tortoise / Madagascar angulated tortoise |
| scientific name(学名) | Astrochelys yniphora |
| classification(分類) | Reptilia、 Testudines、 Testudinidae、Astrochelys 爬虫綱、カメ目、リクガメ科、マダガスカルリクガメ属 |
| IUCN Status(保全状況) | CRITICALLY ENDANGERED |
| Length(体長) | 36~48cm |
| Weight(体重) | 5~20kg |
ヘサキリクガメの分類学
- 界(Kingdom):動物界 (Animalia)
- 門(Phylum):脊索動物門 (Chordata)
- 綱(Class):爬虫綱 (Reptilia)
- 目(Order):カメ目 (Testudines)
- 科(Family):リクガメ科 (Testudinidae)
- 属(Genus):リクガメ属 (Testudo)
- 種(Species):ヘサキリクガメ (Testudo horsfieldii)
ヘサキリクガメのルーツ、起源は?
ヘサキリクガメ(Astrochelys yniphora)は、マダガスカル北西部にだけ生息する、マダガスカル固有の大型リクガメです。英名では Angonoka、Ploughshare tortoise と呼ばれます。
🌍 起源は「マダガスカル北西部」
ヘサキリクガメの起源を考えるうえで重要なのは、マダガスカル島で独自に進化したことです。
マダガスカルはアフリカ大陸から長期間隔離されてきたため、そこでは多くの動物が独自の進化を遂げました。
大まかには、
古いリクガメ類の祖先
↓
マダガスカルへ到達
↓
島内で長期間隔離
↓
独自のリクガメ系統へ分化
↓
ヘサキリクガメが成立
という進化史が考えられます。
ただし、ヘサキリクガメがいつ、どの祖先から分岐したのかを示す化石記録は非常に乏しく、起源年代を正確に決めることはできません。
🧬 最も近い仲間は?
ヘサキリクガメは、同じマダガスカル固有種である
- ホウシャガメ(Astrochelys radiata)
- キバラクイリクガメ(Astrochelys yniphoraではなく、分類上の混同に注意)
などと同じAstrochelys属に属します。
特に重要なのがホウシャガメです。
現在の分類では、
リクガメ科(Testudinidae)
↓
マダガスカルの固有系統
↓
Astrochelys属
↓
├─ ヘサキリクガメ
└─ ホウシャガメ
という関係として扱われています。
🏝️ なぜマダガスカルだけにいる?
マダガスカルは非常に古くから大陸から隔離されており、その環境の中で独特な動物相が形成されました。
ヘサキリクガメもその代表例です。
現在の野生個体は、マダガスカル北西部のバリー・ベイ地域周辺という非常に狭い範囲に残っています。
森林というより、乾燥した落葉性森林や草地・低木地が入り混じる環境を利用しています。
生息地について
ヘサキリクガメはマダガスカルに分布しています。
1. 分布地域
- 中央アジアを中心に分布
- カザフスタン南部
- ウズベキスタン
- トルクメニスタン
- アフガニスタン北部
- イラン東部
- 砂漠・半砂漠・乾燥ステップ地帯を好む
2. 生息環境
- 乾燥地帯・ステップ・砂漠周辺
- 穴居性(地下に巣穴を掘る)
- 昼間の高温や乾燥を避けるため、巣穴に潜って休む
- 冬季には冬眠する
- 温度・湿度の条件
- 高温乾燥に強いが、極端に湿った環境は苦手
- 日光浴(バスキング)で体温調節
3. 生態のポイント
- 半昼行性で、朝晩に活動し昼間は巣穴で休むことが多い
- 雑食性
- 小型リクガメなので隠れる習性が強い
特徴は?どんな感じの生物なのか?
ヘサキリクガメはマダガスカル島の固有種。背甲はドーム状に盛りあがり、上から見るとやや細長い。縁甲板の前縁や後縁はやや尖っていて、左右の喉甲板は突出。背甲は黄褐色や灰褐色・淡褐色で各甲羅の継ぎ目や周辺は暗色で縁取られている。ヘサキリクガメは低木林や竹林、藪地や草原などに生息しており日中に活動します。
1. 外見・体の特徴
- サイズ
- 小型リクガメで成体は甲長 15〜20cm程度
- 体重は1〜2kg程度と軽量
- 甲羅(背甲)
- 丸みを帯びたドーム型
- 色は茶色~暗褐色で、甲板に濃い斑紋や縁の模様がある
- 成体になると全体的に落ち着いた色調になる
- 腹甲(腹側の甲羅)
- 頭部・四肢
- 頭は小さく丸い
- 足は短くがっしりしており、砂地を掘るための爪が発達
- 尾
- 尾の先端に特徴的な骨質の突起(尾鞘)があり、名前の由来になっている
2. 行動・生態
- 穴居性
- 活動パターン
- 朝晩や気温の低い時間帯に活動する薄明性〜朝夕行動型
- 昼間は巣穴や低木の下で休む
- 食性
- 繁殖
- 春~初夏に産卵
- 1回に 4〜8個程度の卵 を産む
- 卵は砂地に埋めて孵化
3. 性格
性格はどんな感じなのか?
ヘサキリクガメはおとなしい性格をしており、とても温和です。そのため飼育をする際にもとても優しい亀の仲間と言えるでしょう。
1. 基本的な性格
- 温厚で攻撃性はほとんどない
- 他の小型カメや同種と一緒に飼っても問題になりにくい
- 臆病・警戒心が強い
- 初対面の人や大きな動きにはすぐ巣穴や砂に潜る
- 危険を感じると体を縮めてじっとして隠れる
2. 行動の特徴
- 穴居性で隠れるのが得意
- 活発な時間帯は朝晩や薄明時
- 好奇心はあるが控えめ
- 餌があるとゆっくり出てきて食べるが、人に近づくことは少ない
3. 飼育下での性格
- 比較的扱いやすい小型リクガメ
- 臆病なので、無理に触るよりも観察中心に飼うとストレスが少ない
- 慣れると餌に反応する
- 飼育下では、餌を見せると巣穴から出てくることもある
生態はどんな感じ?
ヘサキリクガメは食性はほぼ植物食で草などを食べて生活をします。繁殖様式は卵生。1回に主に3-5個の卵を年に何回もわけて生みます。生後20年で性成熟します。寿命は50~100年と言われています。
1. 生活環境
- 中央アジアの乾燥地帯・砂漠・半砂漠に生息
- 穴居性で、自分で巣穴を掘って生活
- 昼間の高温や乾燥を避ける
- 冬季には冬眠することもある
- 水辺は必要ないが、植物や小動物を摂取するための草地や低木がある場所を好む
2. 活動パターン
- 朝晩や気温の低い時間帯に活発(薄明性〜朝夕行動型)
- 昼間は巣穴や砂・低木の下で休むことが多い
- 体温調節のため、日光浴(バスキング)を行う
3. 食性
- 雑食性(Omnivore)
- 幼獣は動物性の餌を多めに摂取し、成長すると植物性も増える
4. 繁殖
- 春〜初夏に産卵
- 1回に 4〜8個程度の卵 を砂地や巣穴に埋めて産む
- 卵は乾燥地でも孵化可能だが、温度や湿度の管理が重要
- 幼獣は穴や草陰で過ごし、成体と同じく穴居生活に順応する
天敵はいるのか?
ヘサキリクガメはヘビや鳥、キツネなどが天敵に当たります。
ヘサキリクガメの幼獣について
ヘサキリクガメ(Testudo horsfieldii)の幼獣(子ガメ・幼体)について詳しく整理します。
1. 外見・体の特徴(幼獣)
- サイズ
- 孵化直後は甲長 約3〜5cm
- 成長すると15〜20cm程度になる
- 甲羅(背甲)
- 成体より柔らかく、丸みを帯びたドーム型
- 茶褐色で黒や濃い茶色の斑や縁模様がはっきりしている
- 幼獣の模様は鮮やかで、成長するとやや落ち着いた色になる
- 腹甲(腹側の甲羅)
- 頭部・四肢
- 足には砂を掘るための爪が発達
- 水泳はあまりしないが、陸上の移動は活発
- 尾
- 尾の先端に小さな突起(尾鞘)があり、成体と同じ特徴を持つ
2. 行動・性格(幼獣)
- 臆病で警戒心が非常に強い
- 活発に動く時間帯は朝晩や涼しい時間
- 好奇心はあるが控えめ
3. 食性(幼獣)
- 雑食性だが動物性の餌を多く摂取
- 小型昆虫、ミミズ、節足動物など
- 植物(葉や草)も少量摂取
- 成長に伴い植物性も増え、成体と同じ雑食性に順応
4. 生態・生活
- 巣穴や砂地で過ごすことが中心
- 昼間は隠れ、朝晩に活動
- 幼獣期は特に外敵に弱く、潜伏行動が中心
- 数年で成体と同じ穴居性・活動パターンに順応
ヘサキリクガメは絶滅危惧種なのか?
ヘサキリクガメはワシントン条約附属書Iに掲載されており国際取引が制限され、さらに絶滅危惧種に指定されています。近年の開発などによって生息地が減少しているだけでなく ペットとして乱獲されてしまう点が問題となっています。日本では野毛山動物園など国内の動物園で数多くが孵化しており、野生が展示されています。案内もネットのページからされています。
1. 国際的な保護状況
- IUCN(国際自然保護連合)のレッドリスト
- 分類:VU(Vulnerable)絶滅危惧II類相当
- 意味:野生個体数が減少しており、将来的に絶滅の危険が高い
- CITES(ワシントン条約)
- 附属書 II に掲載
- 国際取引には許可証が必要で、無許可での輸出入は禁止
2. 減少の主な原因
- ペット取引・密輸
- 小型で丈夫なためペット需要が高く、野生個体の捕獲が多い
- 生息地の破壊
- 中央アジアの乾燥地帯でも農地化や開発で巣穴や草地が減少
- 外敵・環境変化
- 野生個体は鳥類や哺乳類、ヘビに捕食される
- 気候変動や極端な乾燥も生息に影響
3. 保護状況・対策
- 国際的規制
- 飼育下繁殖
- ペット用としての繁殖個体は合法的に入手可能
- 野生保護の観点から飼育個体は人工繁殖が推奨
- 生息地保全
ヘサキリクガメは飼育可能?
ヘサキリクガメは絶滅危惧種にも指定されていますので困難ですが飼育が可能です。 カメを飼うにあたって必要なものは、以下の通りです。小さい個体が新着で登録されて販売されていたり、里親の募集も多いのでチェックです。餌の種類やケージなどに注意しましょう。また寿命も長いのでそこも考慮しましょう。餌や保温の方法など確認しましょう。ショップではいろいろ商品が商品されておりエサやケース、ライトなど用品の購入が簡単です。
ケージ
甲羅のサイズや成長の具合によりますが、ショップでは60㎝くらいの幅が広いケージが必要になります。ガラス製やアクリル製、プラスチック製など爬虫類用ケージを使用がおすすめです。
床材
床材のカテゴリーは大型から小型まで様々な種類があります。赤玉土、ヤシガラ、人工芝などさまざまです。キャンペーンだと安い価格で販売されていることもあります。
ヒーター
必要に応じてエアコンや暖房器具を用意して、カメが快適に過ごせるように気をつけてあげてください。パネルヒーターや照射スポットランプ、バスキングライトなどがあります。
温湿度計
両生類のカメを飼育するにあたって温度と湿度の管理はとても重要。保温は30度くらいで調節すると良いです。
照明
カメは1日で強い紫外線を浴びることで、カルシウムの吸収を促進させるビタミンD3を体の中で作り健康を維持する動物です。そのため照明は必須。電球タイプや蛍光管タイプがあり、ケージに合わせて選ぶと良いでしょう。日照時間を目安として照射してください。
シェルター
カメも生き物ですから室内で個体が逃げられる場所を作るため、ポイントとしてシェルターがあると良いです。ちゃんと全体で設置して大きくストレスを与えないようにしましょう。
水飲み皿
水飲み皿も必須。水入れは毎日洗浄して、新鮮な水を用意してください。
ペットフード
カメなどは草食性で、必ずフードは小さい野菜や果物が主食で、小松菜やキノコも一緒に食べます。野草を野菜の代わりに食べているカメもいます。おやつにバナナ、スイカ、リンゴ、イチゴ、キウイ、マンゴーなどの果物も与えてあげてください。参考にサプリメントを与える方もいます。最初は販売されているものを提供すると良いでしょう。完全に生き物に必要な栄養が入っています。
飼育されている動物園(日本・世界)
ヘサキリクガメ(Astrochelys yniphora)は、世界的にも極めて希少なリクガメです。飼育下繁殖そのものが保全活動の重要な一部になっています。
🇯🇵 日本
| 施設 | 所在地 | 状況 |
|---|
| 野毛山動物園 | 神奈川県横浜市 | 飼育・繁殖 |
| 横浜市立金沢動物園 | 神奈川県横浜市 | 飼育記録あり |
特に重要なのが野毛山動物園です。
野毛山動物園では2005年に保護された個体を受け入れて飼育を開始し、2016年から繁殖に成功しています。2025年の専門学会発表では、15頭(オス2・メス1・性別不明12)を飼育し、これまで12頭の繁殖に成功、10頭が成育したと報告されています。
また、横浜市の動物園年報でもヘサキリクガメの飼育が確認でき、2022年度の野毛山動物園では3頭のオス・1頭のメス・11頭の性別不明個体が記録されています。
🌍 世界
海外では、日本以上に保護・繁殖を目的とした施設が重要です。
🇲🇬 マダガスカル
Ampijoroa Chelonian Captive Breeding Center(アンピジョロア)
ヘサキリクガメの保全において世界で最も重要な施設の一つです。
マダガスカル北西部にあるDurrell Wildlife Conservation Trustの保全繁殖施設で、1986年から繁殖プログラムが行われています。
近年の動物園・保全施設の記録でも、ヘサキリクガメの繁殖個体の大部分がこの施設から生まれており、非常に重要な役割を担っています。
🇬🇧 イギリス
- Durrell Wildlife Conservation Trust
- Chester Zoo
過去の国際的な飼育記録でも、両施設でヘサキリクガメが飼育されていました。
🇧🇪 ベルギー
現在の動物園飼育データベースにも掲載されています。
🇺🇸 アメリカ
- Oklahoma City Zoo
- Honolulu Zoo
- Zoo Atlanta
- Knoxville Zoo
- Turtle Conservancy
などで飼育記録があります。特にホノルル動物園は、過去に飼育下繁殖にも取り組んだことで知られています。
🇸🇬 シンガポール
飼育記録が確認されています。
🇵🇭 フィリピン
現在の動物園データベースに掲載されています。
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ヘサキリクガメとは? 基本ステータスについて
ヘサキリクガメは、爬虫綱カメ目リクガメ科マダガスカルリクガメ属に分類されるカメ。。学名はAstrochelys yniphora、英語はPloughshare tortoise。甲長は36~48cmで体重は5~20kg。情報の一覧は以下の通り。
| Japanese(和名) | ヘサキリクガメ |
| English(英名) | Angonoka / Ploughshare tortoise / Madagascar tortoise / Madagascar angulated tortoise |
| scientific name(学名) | Astrochelys yniphora |
| classification(分類) | Reptilia、 Testudines、 Testudinidae、Astrochelys 爬虫綱、カメ目、リクガメ科、マダガスカルリクガメ属 |
| IUCN Status(保全状況) | CRITICALLY ENDANGERED |
| Length(体長) | 36~48cm |
| Weight(体重) | 5~20kg |
ヘサキリクガメの分類学
- 界(Kingdom):動物界 (Animalia)
- 門(Phylum):脊索動物門 (Chordata)
- 綱(Class):爬虫綱 (Reptilia)
- 目(Order):カメ目 (Testudines)
- 科(Family):リクガメ科 (Testudinidae)
- 属(Genus):リクガメ属 (Testudo)
- 種(Species):ヘサキリクガメ (Testudo horsfieldii)
ヘサキリクガメのルーツ、起源は?
ヘサキリクガメ(Astrochelys yniphora)は、マダガスカル北西部にだけ生息する、マダガスカル固有の大型リクガメです。英名では Angonoka、Ploughshare tortoise と呼ばれます。
🌍 起源は「マダガスカル北西部」
ヘサキリクガメの起源を考えるうえで重要なのは、マダガスカル島で独自に進化したことです。
マダガスカルはアフリカ大陸から長期間隔離されてきたため、そこでは多くの動物が独自の進化を遂げました。
大まかには、
古いリクガメ類の祖先
↓
マダガスカルへ到達
↓
島内で長期間隔離
↓
独自のリクガメ系統へ分化
↓
ヘサキリクガメが成立
という進化史が考えられます。
ただし、ヘサキリクガメがいつ、どの祖先から分岐したのかを示す化石記録は非常に乏しく、起源年代を正確に決めることはできません。
🧬 最も近い仲間は?
ヘサキリクガメは、同じマダガスカル固有種である
- ホウシャガメ(Astrochelys radiata)
- キバラクイリクガメ(Astrochelys yniphoraではなく、分類上の混同に注意)
などと同じAstrochelys属に属します。
特に重要なのがホウシャガメです。
現在の分類では、
リクガメ科(Testudinidae)
↓
マダガスカルの固有系統
↓
Astrochelys属
↓
├─ ヘサキリクガメ
└─ ホウシャガメ
という関係として扱われています。
🏝️ なぜマダガスカルだけにいる?
マダガスカルは非常に古くから大陸から隔離されており、その環境の中で独特な動物相が形成されました。
ヘサキリクガメもその代表例です。
現在の野生個体は、マダガスカル北西部のバリー・ベイ地域周辺という非常に狭い範囲に残っています。
森林というより、乾燥した落葉性森林や草地・低木地が入り混じる環境を利用しています。
生息地について
ヘサキリクガメはマダガスカルに分布しています。
1. 分布地域
- 中央アジアを中心に分布
- カザフスタン南部
- ウズベキスタン
- トルクメニスタン
- アフガニスタン北部
- イラン東部
- 砂漠・半砂漠・乾燥ステップ地帯を好む
2. 生息環境
- 乾燥地帯・ステップ・砂漠周辺
- 穴居性(地下に巣穴を掘る)
- 昼間の高温や乾燥を避けるため、巣穴に潜って休む
- 冬季には冬眠する
- 温度・湿度の条件
- 高温乾燥に強いが、極端に湿った環境は苦手
- 日光浴(バスキング)で体温調節
3. 生態のポイント
- 半昼行性で、朝晩に活動し昼間は巣穴で休むことが多い
- 雑食性
- 小型リクガメなので隠れる習性が強い
特徴は?どんな感じの生物なのか?
ヘサキリクガメはマダガスカル島の固有種。背甲はドーム状に盛りあがり、上から見るとやや細長い。縁甲板の前縁や後縁はやや尖っていて、左右の喉甲板は突出。背甲は黄褐色や灰褐色・淡褐色で各甲羅の継ぎ目や周辺は暗色で縁取られている。ヘサキリクガメは低木林や竹林、藪地や草原などに生息しており日中に活動します。
1. 外見・体の特徴
- サイズ
- 小型リクガメで成体は甲長 15〜20cm程度
- 体重は1〜2kg程度と軽量
- 甲羅(背甲)
- 丸みを帯びたドーム型
- 色は茶色~暗褐色で、甲板に濃い斑紋や縁の模様がある
- 成体になると全体的に落ち着いた色調になる
- 腹甲(腹側の甲羅)
- 頭部・四肢
- 頭は小さく丸い
- 足は短くがっしりしており、砂地を掘るための爪が発達
- 尾
- 尾の先端に特徴的な骨質の突起(尾鞘)があり、名前の由来になっている
2. 行動・生態
- 穴居性
- 活動パターン
- 朝晩や気温の低い時間帯に活動する薄明性〜朝夕行動型
- 昼間は巣穴や低木の下で休む
- 食性
- 繁殖
- 春~初夏に産卵
- 1回に 4〜8個程度の卵 を産む
- 卵は砂地に埋めて孵化
3. 性格
性格はどんな感じなのか?
ヘサキリクガメはおとなしい性格をしており、とても温和です。そのため飼育をする際にもとても優しい亀の仲間と言えるでしょう。
1. 基本的な性格
- 温厚で攻撃性はほとんどない
- 他の小型カメや同種と一緒に飼っても問題になりにくい
- 臆病・警戒心が強い
- 初対面の人や大きな動きにはすぐ巣穴や砂に潜る
- 危険を感じると体を縮めてじっとして隠れる
2. 行動の特徴
- 穴居性で隠れるのが得意
- 活発な時間帯は朝晩や薄明時
- 好奇心はあるが控えめ
- 餌があるとゆっくり出てきて食べるが、人に近づくことは少ない
3. 飼育下での性格
- 比較的扱いやすい小型リクガメ
- 臆病なので、無理に触るよりも観察中心に飼うとストレスが少ない
- 慣れると餌に反応する
- 飼育下では、餌を見せると巣穴から出てくることもある
生態はどんな感じ?
ヘサキリクガメは食性はほぼ植物食で草などを食べて生活をします。繁殖様式は卵生。1回に主に3-5個の卵を年に何回もわけて生みます。生後20年で性成熟します。寿命は50~100年と言われています。
1. 生活環境
- 中央アジアの乾燥地帯・砂漠・半砂漠に生息
- 穴居性で、自分で巣穴を掘って生活
- 昼間の高温や乾燥を避ける
- 冬季には冬眠することもある
- 水辺は必要ないが、植物や小動物を摂取するための草地や低木がある場所を好む
2. 活動パターン
- 朝晩や気温の低い時間帯に活発(薄明性〜朝夕行動型)
- 昼間は巣穴や砂・低木の下で休むことが多い
- 体温調節のため、日光浴(バスキング)を行う
3. 食性
- 雑食性(Omnivore)
- 幼獣は動物性の餌を多めに摂取し、成長すると植物性も増える
4. 繁殖
- 春〜初夏に産卵
- 1回に 4〜8個程度の卵 を砂地や巣穴に埋めて産む
- 卵は乾燥地でも孵化可能だが、温度や湿度の管理が重要
- 幼獣は穴や草陰で過ごし、成体と同じく穴居生活に順応する
天敵はいるのか?
ヘサキリクガメはヘビや鳥、キツネなどが天敵に当たります。
ヘサキリクガメの幼獣について
ヘサキリクガメ(Testudo horsfieldii)の幼獣(子ガメ・幼体)について詳しく整理します。
1. 外見・体の特徴(幼獣)
- サイズ
- 孵化直後は甲長 約3〜5cm
- 成長すると15〜20cm程度になる
- 甲羅(背甲)
- 成体より柔らかく、丸みを帯びたドーム型
- 茶褐色で黒や濃い茶色の斑や縁模様がはっきりしている
- 幼獣の模様は鮮やかで、成長するとやや落ち着いた色になる
- 腹甲(腹側の甲羅)
- 頭部・四肢
- 足には砂を掘るための爪が発達
- 水泳はあまりしないが、陸上の移動は活発
- 尾
- 尾の先端に小さな突起(尾鞘)があり、成体と同じ特徴を持つ
2. 行動・性格(幼獣)
- 臆病で警戒心が非常に強い
- 活発に動く時間帯は朝晩や涼しい時間
- 好奇心はあるが控えめ
3. 食性(幼獣)
- 雑食性だが動物性の餌を多く摂取
- 小型昆虫、ミミズ、節足動物など
- 植物(葉や草)も少量摂取
- 成長に伴い植物性も増え、成体と同じ雑食性に順応
4. 生態・生活
- 巣穴や砂地で過ごすことが中心
- 昼間は隠れ、朝晩に活動
- 幼獣期は特に外敵に弱く、潜伏行動が中心
- 数年で成体と同じ穴居性・活動パターンに順応
ヘサキリクガメは絶滅危惧種なのか?
ヘサキリクガメはワシントン条約附属書Iに掲載されており国際取引が制限され、さらに絶滅危惧種に指定されています。近年の開発などによって生息地が減少しているだけでなく ペットとして乱獲されてしまう点が問題となっています。日本では野毛山動物園など国内の動物園で数多くが孵化しており、野生が展示されています。案内もネットのページからされています。
1. 国際的な保護状況
- IUCN(国際自然保護連合)のレッドリスト
- 分類:VU(Vulnerable)絶滅危惧II類相当
- 意味:野生個体数が減少しており、将来的に絶滅の危険が高い
- CITES(ワシントン条約)
- 附属書 II に掲載
- 国際取引には許可証が必要で、無許可での輸出入は禁止
2. 減少の主な原因
- ペット取引・密輸
- 小型で丈夫なためペット需要が高く、野生個体の捕獲が多い
- 生息地の破壊
- 中央アジアの乾燥地帯でも農地化や開発で巣穴や草地が減少
- 外敵・環境変化
- 野生個体は鳥類や哺乳類、ヘビに捕食される
- 気候変動や極端な乾燥も生息に影響
3. 保護状況・対策
- 国際的規制
- 飼育下繁殖
- ペット用としての繁殖個体は合法的に入手可能
- 野生保護の観点から飼育個体は人工繁殖が推奨
- 生息地保全
ヘサキリクガメは飼育可能?
ヘサキリクガメは絶滅危惧種にも指定されていますので困難ですが飼育が可能です。 カメを飼うにあたって必要なものは、以下の通りです。小さい個体が新着で登録されて販売されていたり、里親の募集も多いのでチェックです。餌の種類やケージなどに注意しましょう。また寿命も長いのでそこも考慮しましょう。餌や保温の方法など確認しましょう。ショップではいろいろ商品が商品されておりエサやケース、ライトなど用品の購入が簡単です。
ケージ
甲羅のサイズや成長の具合によりますが、ショップでは60㎝くらいの幅が広いケージが必要になります。ガラス製やアクリル製、プラスチック製など爬虫類用ケージを使用がおすすめです。
床材
床材のカテゴリーは大型から小型まで様々な種類があります。赤玉土、ヤシガラ、人工芝などさまざまです。キャンペーンだと安い価格で販売されていることもあります。
ヒーター
必要に応じてエアコンや暖房器具を用意して、カメが快適に過ごせるように気をつけてあげてください。パネルヒーターや照射スポットランプ、バスキングライトなどがあります。
温湿度計
両生類のカメを飼育するにあたって温度と湿度の管理はとても重要。保温は30度くらいで調節すると良いです。
照明
カメは1日で強い紫外線を浴びることで、カルシウムの吸収を促進させるビタミンD3を体の中で作り健康を維持する動物です。そのため照明は必須。電球タイプや蛍光管タイプがあり、ケージに合わせて選ぶと良いでしょう。日照時間を目安として照射してください。
シェルター
カメも生き物ですから室内で個体が逃げられる場所を作るため、ポイントとしてシェルターがあると良いです。ちゃんと全体で設置して大きくストレスを与えないようにしましょう。
水飲み皿
水飲み皿も必須。水入れは毎日洗浄して、新鮮な水を用意してください。
ペットフード
カメなどは草食性で、必ずフードは小さい野菜や果物が主食で、小松菜やキノコも一緒に食べます。野草を野菜の代わりに食べているカメもいます。おやつにバナナ、スイカ、リンゴ、イチゴ、キウイ、マンゴーなどの果物も与えてあげてください。参考にサプリメントを与える方もいます。最初は販売されているものを提供すると良いでしょう。完全に生き物に必要な栄養が入っています。
飼育されている動物園(日本・世界)
ヘサキリクガメ(Astrochelys yniphora)は、世界的にも極めて希少なリクガメです。飼育下繁殖そのものが保全活動の重要な一部になっています。
🇯🇵 日本
| 施設 | 所在地 | 状況 |
|---|
| 野毛山動物園 | 神奈川県横浜市 | 飼育・繁殖 |
| 横浜市立金沢動物園 | 神奈川県横浜市 | 飼育記録あり |
特に重要なのが野毛山動物園です。
野毛山動物園では2005年に保護された個体を受け入れて飼育を開始し、2016年から繁殖に成功しています。2025年の専門学会発表では、15頭(オス2・メス1・性別不明12)を飼育し、これまで12頭の繁殖に成功、10頭が成育したと報告されています。
また、横浜市の動物園年報でもヘサキリクガメの飼育が確認でき、2022年度の野毛山動物園では3頭のオス・1頭のメス・11頭の性別不明個体が記録されています。
🌍 世界
海外では、日本以上に保護・繁殖を目的とした施設が重要です。
🇲🇬 マダガスカル
Ampijoroa Chelonian Captive Breeding Center(アンピジョロア)
ヘサキリクガメの保全において世界で最も重要な施設の一つです。
マダガスカル北西部にあるDurrell Wildlife Conservation Trustの保全繁殖施設で、1986年から繁殖プログラムが行われています。
近年の動物園・保全施設の記録でも、ヘサキリクガメの繁殖個体の大部分がこの施設から生まれており、非常に重要な役割を担っています。
🇬🇧 イギリス
- Durrell Wildlife Conservation Trust
- Chester Zoo
過去の国際的な飼育記録でも、両施設でヘサキリクガメが飼育されていました。
🇧🇪 ベルギー
現在の動物園飼育データベースにも掲載されています。
🇺🇸 アメリカ
- Oklahoma City Zoo
- Honolulu Zoo
- Zoo Atlanta
- Knoxville Zoo
- Turtle Conservancy
などで飼育記録があります。特にホノルル動物園は、過去に飼育下繁殖にも取り組んだことで知られています。
🇸🇬 シンガポール
飼育記録が確認されています。
🇵🇭 フィリピン
現在の動物園データベースに掲載されています。
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動物図鑑
動物園などで孵化し繁殖に成功しているヘサキリクガメはどんな動物?特徴、性格、生態、生息地について解説します。マダガスカル島の固有種で、もっとも絶滅に瀕しているリクガメとも言われており、現在進行形で保護活動が行われています。勿論このカメは絶滅危惧種にも指定されています。
ヘサキリクガメとは? 基本ステータスについて
ヘサキリクガメは、爬虫綱カメ目リクガメ科マダガスカルリクガメ属に分類されるカメ。。学名はAstrochelys yniphora、英語はPloughshare tortoise。甲長は36~48cmで体重は5~20kg。情報の一覧は以下の通り。
| Japanese(和名) | ヘサキリクガメ |
| English(英名) | Angonoka / Ploughshare tortoise / Madagascar tortoise / Madagascar angulated tortoise |
| scientific name(学名) | Astrochelys yniphora |
| classification(分類) | Reptilia、 Testudines、 Testudinidae、Astrochelys 爬虫綱、カメ目、リクガメ科、マダガスカルリクガメ属 |
| IUCN Status(保全状況) | CRITICALLY ENDANGERED |
| Length(体長) | 36~48cm |
| Weight(体重) | 5~20kg |
ヘサキリクガメの分類学
- 界(Kingdom):動物界 (Animalia)
- 門(Phylum):脊索動物門 (Chordata)
- 綱(Class):爬虫綱 (Reptilia)
- 目(Order):カメ目 (Testudines)
- 科(Family):リクガメ科 (Testudinidae)
- 属(Genus):リクガメ属 (Testudo)
- 種(Species):ヘサキリクガメ (Testudo horsfieldii)
ヘサキリクガメのルーツ、起源は?
ヘサキリクガメ(Astrochelys yniphora)は、マダガスカル北西部にだけ生息する、マダガスカル固有の大型リクガメです。英名では Angonoka、Ploughshare tortoise と呼ばれます。
🌍 起源は「マダガスカル北西部」
ヘサキリクガメの起源を考えるうえで重要なのは、マダガスカル島で独自に進化したことです。
マダガスカルはアフリカ大陸から長期間隔離されてきたため、そこでは多くの動物が独自の進化を遂げました。
大まかには、
古いリクガメ類の祖先
↓
マダガスカルへ到達
↓
島内で長期間隔離
↓
独自のリクガメ系統へ分化
↓
ヘサキリクガメが成立
という進化史が考えられます。
ただし、ヘサキリクガメがいつ、どの祖先から分岐したのかを示す化石記録は非常に乏しく、起源年代を正確に決めることはできません。
🧬 最も近い仲間は?
ヘサキリクガメは、同じマダガスカル固有種である
- ホウシャガメ(Astrochelys radiata)
- キバラクイリクガメ(Astrochelys yniphoraではなく、分類上の混同に注意)
などと同じAstrochelys属に属します。
特に重要なのがホウシャガメです。
現在の分類では、
リクガメ科(Testudinidae)
↓
マダガスカルの固有系統
↓
Astrochelys属
↓
├─ ヘサキリクガメ
└─ ホウシャガメ
という関係として扱われています。
🏝️ なぜマダガスカルだけにいる?
マダガスカルは非常に古くから大陸から隔離されており、その環境の中で独特な動物相が形成されました。
ヘサキリクガメもその代表例です。
現在の野生個体は、マダガスカル北西部のバリー・ベイ地域周辺という非常に狭い範囲に残っています。
森林というより、乾燥した落葉性森林や草地・低木地が入り混じる環境を利用しています。
生息地について
ヘサキリクガメはマダガスカルに分布しています。
1. 分布地域
- 中央アジアを中心に分布
- カザフスタン南部
- ウズベキスタン
- トルクメニスタン
- アフガニスタン北部
- イラン東部
- 砂漠・半砂漠・乾燥ステップ地帯を好む
2. 生息環境
- 乾燥地帯・ステップ・砂漠周辺
- 穴居性(地下に巣穴を掘る)
- 昼間の高温や乾燥を避けるため、巣穴に潜って休む
- 冬季には冬眠する
- 温度・湿度の条件
- 高温乾燥に強いが、極端に湿った環境は苦手
- 日光浴(バスキング)で体温調節
3. 生態のポイント
- 半昼行性で、朝晩に活動し昼間は巣穴で休むことが多い
- 雑食性
- 小型リクガメなので隠れる習性が強い
特徴は?どんな感じの生物なのか?
ヘサキリクガメはマダガスカル島の固有種。背甲はドーム状に盛りあがり、上から見るとやや細長い。縁甲板の前縁や後縁はやや尖っていて、左右の喉甲板は突出。背甲は黄褐色や灰褐色・淡褐色で各甲羅の継ぎ目や周辺は暗色で縁取られている。ヘサキリクガメは低木林や竹林、藪地や草原などに生息しており日中に活動します。
1. 外見・体の特徴
- サイズ
- 小型リクガメで成体は甲長 15〜20cm程度
- 体重は1〜2kg程度と軽量
- 甲羅(背甲)
- 丸みを帯びたドーム型
- 色は茶色~暗褐色で、甲板に濃い斑紋や縁の模様がある
- 成体になると全体的に落ち着いた色調になる
- 腹甲(腹側の甲羅)
- 頭部・四肢
- 頭は小さく丸い
- 足は短くがっしりしており、砂地を掘るための爪が発達
- 尾
- 尾の先端に特徴的な骨質の突起(尾鞘)があり、名前の由来になっている
2. 行動・生態
- 穴居性
- 活動パターン
- 朝晩や気温の低い時間帯に活動する薄明性〜朝夕行動型
- 昼間は巣穴や低木の下で休む
- 食性
- 繁殖
- 春~初夏に産卵
- 1回に 4〜8個程度の卵 を産む
- 卵は砂地に埋めて孵化
3. 性格
性格はどんな感じなのか?
ヘサキリクガメはおとなしい性格をしており、とても温和です。そのため飼育をする際にもとても優しい亀の仲間と言えるでしょう。
1. 基本的な性格
- 温厚で攻撃性はほとんどない
- 他の小型カメや同種と一緒に飼っても問題になりにくい
- 臆病・警戒心が強い
- 初対面の人や大きな動きにはすぐ巣穴や砂に潜る
- 危険を感じると体を縮めてじっとして隠れる
2. 行動の特徴
- 穴居性で隠れるのが得意
- 活発な時間帯は朝晩や薄明時
- 好奇心はあるが控えめ
- 餌があるとゆっくり出てきて食べるが、人に近づくことは少ない
3. 飼育下での性格
- 比較的扱いやすい小型リクガメ
- 臆病なので、無理に触るよりも観察中心に飼うとストレスが少ない
- 慣れると餌に反応する
- 飼育下では、餌を見せると巣穴から出てくることもある
生態はどんな感じ?
ヘサキリクガメは食性はほぼ植物食で草などを食べて生活をします。繁殖様式は卵生。1回に主に3-5個の卵を年に何回もわけて生みます。生後20年で性成熟します。寿命は50~100年と言われています。
1. 生活環境
- 中央アジアの乾燥地帯・砂漠・半砂漠に生息
- 穴居性で、自分で巣穴を掘って生活
- 昼間の高温や乾燥を避ける
- 冬季には冬眠することもある
- 水辺は必要ないが、植物や小動物を摂取するための草地や低木がある場所を好む
2. 活動パターン
- 朝晩や気温の低い時間帯に活発(薄明性〜朝夕行動型)
- 昼間は巣穴や砂・低木の下で休むことが多い
- 体温調節のため、日光浴(バスキング)を行う
3. 食性
- 雑食性(Omnivore)
- 幼獣は動物性の餌を多めに摂取し、成長すると植物性も増える
4. 繁殖
- 春〜初夏に産卵
- 1回に 4〜8個程度の卵 を砂地や巣穴に埋めて産む
- 卵は乾燥地でも孵化可能だが、温度や湿度の管理が重要
- 幼獣は穴や草陰で過ごし、成体と同じく穴居生活に順応する
天敵はいるのか?
ヘサキリクガメはヘビや鳥、キツネなどが天敵に当たります。
ヘサキリクガメの幼獣について
ヘサキリクガメ(Testudo horsfieldii)の幼獣(子ガメ・幼体)について詳しく整理します。
1. 外見・体の特徴(幼獣)
- サイズ
- 孵化直後は甲長 約3〜5cm
- 成長すると15〜20cm程度になる
- 甲羅(背甲)
- 成体より柔らかく、丸みを帯びたドーム型
- 茶褐色で黒や濃い茶色の斑や縁模様がはっきりしている
- 幼獣の模様は鮮やかで、成長するとやや落ち着いた色になる
- 腹甲(腹側の甲羅)
- 頭部・四肢
- 足には砂を掘るための爪が発達
- 水泳はあまりしないが、陸上の移動は活発
- 尾
- 尾の先端に小さな突起(尾鞘)があり、成体と同じ特徴を持つ
2. 行動・性格(幼獣)
- 臆病で警戒心が非常に強い
- 活発に動く時間帯は朝晩や涼しい時間
- 好奇心はあるが控えめ
3. 食性(幼獣)
- 雑食性だが動物性の餌を多く摂取
- 小型昆虫、ミミズ、節足動物など
- 植物(葉や草)も少量摂取
- 成長に伴い植物性も増え、成体と同じ雑食性に順応
4. 生態・生活
- 巣穴や砂地で過ごすことが中心
- 昼間は隠れ、朝晩に活動
- 幼獣期は特に外敵に弱く、潜伏行動が中心
- 数年で成体と同じ穴居性・活動パターンに順応
ヘサキリクガメは絶滅危惧種なのか?
ヘサキリクガメはワシントン条約附属書Iに掲載されており国際取引が制限され、さらに絶滅危惧種に指定されています。近年の開発などによって生息地が減少しているだけでなく ペットとして乱獲されてしまう点が問題となっています。日本では野毛山動物園など国内の動物園で数多くが孵化しており、野生が展示されています。案内もネットのページからされています。
1. 国際的な保護状況
- IUCN(国際自然保護連合)のレッドリスト
- 分類:VU(Vulnerable)絶滅危惧II類相当
- 意味:野生個体数が減少しており、将来的に絶滅の危険が高い
- CITES(ワシントン条約)
- 附属書 II に掲載
- 国際取引には許可証が必要で、無許可での輸出入は禁止
2. 減少の主な原因
- ペット取引・密輸
- 小型で丈夫なためペット需要が高く、野生個体の捕獲が多い
- 生息地の破壊
- 中央アジアの乾燥地帯でも農地化や開発で巣穴や草地が減少
- 外敵・環境変化
- 野生個体は鳥類や哺乳類、ヘビに捕食される
- 気候変動や極端な乾燥も生息に影響
3. 保護状況・対策
- 国際的規制
- 飼育下繁殖
- ペット用としての繁殖個体は合法的に入手可能
- 野生保護の観点から飼育個体は人工繁殖が推奨
- 生息地保全
ヘサキリクガメは飼育可能?
ヘサキリクガメは絶滅危惧種にも指定されていますので困難ですが飼育が可能です。 カメを飼うにあたって必要なものは、以下の通りです。小さい個体が新着で登録されて販売されていたり、里親の募集も多いのでチェックです。餌の種類やケージなどに注意しましょう。また寿命も長いのでそこも考慮しましょう。餌や保温の方法など確認しましょう。ショップではいろいろ商品が商品されておりエサやケース、ライトなど用品の購入が簡単です。
ケージ
甲羅のサイズや成長の具合によりますが、ショップでは60㎝くらいの幅が広いケージが必要になります。ガラス製やアクリル製、プラスチック製など爬虫類用ケージを使用がおすすめです。
床材
床材のカテゴリーは大型から小型まで様々な種類があります。赤玉土、ヤシガラ、人工芝などさまざまです。キャンペーンだと安い価格で販売されていることもあります。
ヒーター
必要に応じてエアコンや暖房器具を用意して、カメが快適に過ごせるように気をつけてあげてください。パネルヒーターや照射スポットランプ、バスキングライトなどがあります。
温湿度計
両生類のカメを飼育するにあたって温度と湿度の管理はとても重要。保温は30度くらいで調節すると良いです。
照明
カメは1日で強い紫外線を浴びることで、カルシウムの吸収を促進させるビタミンD3を体の中で作り健康を維持する動物です。そのため照明は必須。電球タイプや蛍光管タイプがあり、ケージに合わせて選ぶと良いでしょう。日照時間を目安として照射してください。
シェルター
カメも生き物ですから室内で個体が逃げられる場所を作るため、ポイントとしてシェルターがあると良いです。ちゃんと全体で設置して大きくストレスを与えないようにしましょう。
水飲み皿
水飲み皿も必須。水入れは毎日洗浄して、新鮮な水を用意してください。
ペットフード
カメなどは草食性で、必ずフードは小さい野菜や果物が主食で、小松菜やキノコも一緒に食べます。野草を野菜の代わりに食べているカメもいます。おやつにバナナ、スイカ、リンゴ、イチゴ、キウイ、マンゴーなどの果物も与えてあげてください。参考にサプリメントを与える方もいます。最初は販売されているものを提供すると良いでしょう。完全に生き物に必要な栄養が入っています。
飼育されている動物園(日本・世界)
ヘサキリクガメ(Astrochelys yniphora)は、世界的にも極めて希少なリクガメです。飼育下繁殖そのものが保全活動の重要な一部になっています。
🇯🇵 日本
| 施設 | 所在地 | 状況 |
|---|
| 野毛山動物園 | 神奈川県横浜市 | 飼育・繁殖 |
| 横浜市立金沢動物園 | 神奈川県横浜市 | 飼育記録あり |
特に重要なのが野毛山動物園です。
野毛山動物園では2005年に保護された個体を受け入れて飼育を開始し、2016年から繁殖に成功しています。2025年の専門学会発表では、15頭(オス2・メス1・性別不明12)を飼育し、これまで12頭の繁殖に成功、10頭が成育したと報告されています。
また、横浜市の動物園年報でもヘサキリクガメの飼育が確認でき、2022年度の野毛山動物園では3頭のオス・1頭のメス・11頭の性別不明個体が記録されています。
🌍 世界
海外では、日本以上に保護・繁殖を目的とした施設が重要です。
🇲🇬 マダガスカル
Ampijoroa Chelonian Captive Breeding Center(アンピジョロア)
ヘサキリクガメの保全において世界で最も重要な施設の一つです。
マダガスカル北西部にあるDurrell Wildlife Conservation Trustの保全繁殖施設で、1986年から繁殖プログラムが行われています。
近年の動物園・保全施設の記録でも、ヘサキリクガメの繁殖個体の大部分がこの施設から生まれており、非常に重要な役割を担っています。
🇬🇧 イギリス
- Durrell Wildlife Conservation Trust
- Chester Zoo
過去の国際的な飼育記録でも、両施設でヘサキリクガメが飼育されていました。
🇧🇪 ベルギー
現在の動物園飼育データベースにも掲載されています。
🇺🇸 アメリカ
- Oklahoma City Zoo
- Honolulu Zoo
- Zoo Atlanta
- Knoxville Zoo
- Turtle Conservancy
などで飼育記録があります。特にホノルル動物園は、過去に飼育下繁殖にも取り組んだことで知られています。
🇸🇬 シンガポール
飼育記録が確認されています。
🇵🇭 フィリピン
現在の動物園データベースに掲載されています。
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