ジェンツーペンギンの特徴、生態、生息地について解説します。ジェンツーペンギンは南極大陸の中では最も北の方に生息しているペンギンで、南米付近で活動をしています。ペンギン18種類のうち、エンペラーペンギン、キングペンギンについで、3番目に大きいペンギンです。
ジェンツーペンギンの基本情報について
ジェンツーペンギンはアデリーペンギン属に属する鳥類。学名はPygoscelis papua。体長は51cm – 90cmで体重は5kgくらいあって南極大陸に近い島々で生息をしています。白い模様があるペンギンです。水族館などで展示されているペンギンで数も多いです。
Japanese(和名) | ジェンツーペンギン |
English(英名) | Gentoo Penguin |
scientific name(学名) | Pygoscelis papua |
classification(分類) | Sphenisciformes, Spheniscidae, Pygoscelis ペンギン目ペンギン科アデリーペンギン属 |
IUCN Status(保全状況) | LEAST CONCERN |
Height(身長) | 51cm – 90cm |
Weight(体重) | 5kg – 8.5kg |
分類はどうなるの?
ジェンツーペンギンはアデリーペンギン属に属しています。厳密に言えば南極大陸の付近に住んでいます。Gentoo は、ヒンズー教徒とイスラム教徒を区別するためのイギリス・インドの用語です。
名前:Name | 属名:Group | 生息地:habit |
アデリーペンギン(Adelie Penguin) | Pygoscelis アデリーペンギン属 | 南極大陸 Antarctica |
ジェンツーペンギン(Gentoo Penguin) | Pygoscelis アデリーペンギン属 | 南極大陸 Antarctica |
ヒゲペンギン(Chinstrap Penguin) | Pygoscelis アデリーペンギン属 | 南極大陸 Antarctica |
ジェンツーペンギンの生息地について
ジェンツーペンギンの生息地については南極大陸の周辺に住んでいます。
特徴は?どんな感じの生物なのか?
ジェンツーペンギンは頭部と背中側が黒く、腹側が白、足はピンク色なのが最大の特徴です。くちばしの両側の赤色または橙色で尾羽が長いです。ジェンツーペンギンの歩く姿も特徴的でフリッパーを目一杯広げながら動くのでとてもわかりやすいです。泳ぐスピードはとても速く、ペンギンの中ではもっとも速いとされています。
性格はどんな感じになるのか?
ジェンツーペンギンはおっとり穏やかな性格をしています。ペアが出会うと“おじき”のような挨拶を交わします。また、人間が近づいても怒るようなしぐさは見られません。
ジェンツーペンギンの生態は?
ジェンツーペンギンは普段、魚(オキアミ)を食べて生活しています。ほとんどは、一年中定住しておりコロニーを形成しています。ジェンツーペンギンは平均潜水深度80m、平均潜水時間2.5分で最も早く泳ぐペンギンです。繁殖は10月から11月にかけて小石を積み上げて、2個の卵を産みます。抱卵期間は30日前後で、100日経過するとヒナは巣立ちしていきます。平均寿命は20年ほど。
ジェンツーペンギンの天敵は?
ジェンツーペンギンの天敵はオオトウゾクカモメ、ミナミゾウアザラシ、ヒョウアザラシなどになります。陸にも海にも敵がいるため、あまりうかうかしていられません。
ジェンツーペンギンは絶滅危惧種なの?
ジェンツーペンギンは現在、低懸念に分類されており絶滅の危機ではありません。しかし一部の地域での急速な減少が見られており、将来的にはかなり危険だと言われています。汚染、狩猟、漁業などが最も大きな脅威となっています。
ジェンツーペンギンの飼育は可能なのか?
ジェンツーペンギンは南極大陸に住んでいることから、非常に飼育が困難です。なぜなら南極大陸の環境を再現しなければならず、この時点で諦める方は多いです。とても多くのコストがかかることでしょう。
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