カロリナハコガメはどんな動物?特徴、性格、生態、生息地について最新版を解説

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カロリナハコガメはどんな動物?特徴、性格、生態、生息地について解説します。カロリナハコガメは主にアメリカを筆頭に北米の地域で多くを見ることができるカメの仲間ですが、絶滅危惧種に指定されているカメとなります。

カロリナハコガメとは? 基本ステータスについて

カロリナハコガメは、ヌマガメ科アメリカハコガメ属に分類されるカメ。学名はTerrapene carolina、英語はCommon Box Turtle。甲長は50cmで体重は15kg。情報の一覧は以下の通り。

Japanese(和名)カロリナハコガメ
English(英名)Common Box Turtle
scientific name(学名)Terrapene carolina
classification(分類)Reptilia、 Testudines、 EmydidaeTerrapene 
爬虫綱、カメ目、ヌマガメ科、アメリカハコガメ属
IUCN Status(保全状況)VULNERABLE
Length(体長)16~20cm
Weight(体重)0.5~1kg 

分類について

カロリナハコガメは以下のような亜種が存在します。ハコガメのなかでも最大の部類に入るなかまです。

  • T. c. carolina トウブハコガメ
  • T. c. bauri フロリダハコガメ
  • T. c. major ガルフコーストハコガメ
  • T. c. mexicana メキシコハコガメ
  • T. c. triunguis ミツユビハコガメ
  • T. c. yucatana ユカタンハコガメ

🐢 カロリナハコガメの分類学

  • 界(Kingdom):動物界 (Animalia)
  • 門(Phylum):脊索動物門 (Chordata)
  • 綱(Class):爬虫綱 (Reptilia)
  • 目(Order):カメ目 (Testudines)
  • 科(Family):ハコガメ科 (Emydidae)
  • 属(Genus):ハコガメ属 (Terrapene)
  • 種(Species):カロリナハコガメ (Terrapene carolina)

生息地について

カロリナハコガメはアメリカやメキシコに分布しています。

1. 分布地域

  • 北アメリカ東部・中部に広く分布
    • アメリカ:ニューヨーク南部〜フロリダ、アパラチア山脈周辺、西はテキサスやミズーリ州まで
  • 亜種によって分布地域が異なる

2. 生息環境

  • 森林・林縁・草地・湿地近くの陸地を中心に生息
    • 落葉樹林や混交林を好む
    • 林床に落ち葉や倒木、岩陰がある環境で隠れて生活
  • 湿度と隠れる場所が重要
    • 干ばつや乾燥には弱く、湿った土や落ち葉の下で休む
  • 半陸生の性質
    • 完全に水中で生活することはなく、湿った場所で水分補給を行う

3. 生態的ポイント

  • 巣穴や落ち葉の下、倒木の下などで潜伏する習性がある
  • 危険を感じると背甲を閉じて身を守る(典型的なハコガメの防御行動)
  • 林床で植物や昆虫を探して食べる

特徴は?どんな感じの生物なのか?

カロリナハコガメはアメリカハコガメの中でも最も体が大きく、背甲はドーム状に盛り上がり、甲羅や腹の色は黒褐色や灰褐色で黄色や黄褐色の斑紋があります。オスの成体はメスよりも頭部が大型になる傾向があり、虹彩が赤や白です。このカメは森林や雑木林、牧草地などに生息しています。

1. 外見・体の特徴

  • サイズ
    • 小型〜中型の陸生カメ
    • 成体の甲長は 約10〜25cm
    • 成体での体重は 0.5〜1kg程度
  • 甲羅(背甲)
    • ドーム型でやや丸みを帯びる
    • 茶色や黒を基調に、黄色〜オレンジの斑点模様が入る
    • 模様は亜種や個体によって異なる
  • 腹甲(腹側の甲羅)
    • 可動式の腹甲(ハコガメ特有)
    • 腹甲を折りたたむことで体を完全に閉じて捕食者から防御できる
  • 頭部・四肢
    • 頭は小さめで丸く、口元はやや尖る
    • 足は短くがっしりしており、地面を歩きやすい
    • 短く、先端は丸い

2. 行動・生態

  • 陸生で林床生活中心
    • 完全水生ではなく、湿った林床や落ち葉の下で活動
  • 活動パターン
    • 日中に活動することが多いが、暑い日中は休む
    • 危険を感じると背甲を閉じて身を守る
  • 食性
    • 雑食性
      • 植物:葉、果実、キノコ
      • 動物:昆虫、ミミズ、小型無脊椎動物

3. 性格

  • 温厚でおとなしい
  • 臆病で警戒心が強い
    • 危険を感じると背甲を閉じて防御
  • 好奇心は控えめ
    • 人間にはなかなか近づかない

性格はどんな感じなのか?

カロリナハコガメはおとなしいため飼育はとてもしやすいです。ただし絶滅危惧種に指定されており販売価格も高騰し、入手が困難になりつつあります。

1. 基本的な性格

  • 臆病で警戒心が強い
    • 危険を感じると背甲を閉じて身を守る
    • 捕食者や人間の接近に敏感
  • 温厚で攻撃性はほとんどない
    • 他のカメや小型動物とも共存可能
  • 好奇心は控えめ
    • 餌があるとゆっくり出てくることはあるが、人にはなかなか慣れない

2. 行動の特徴

  • 隠れる習性が強い
    • 林床や落ち葉、倒木の下で休むことが多い
  • 活動パターン
    • 日中や涼しい時間帯に活動
    • 暑い時間帯や危険を感じるとほとんど動かない
  • 防御行動が特徴的
    • 背甲を折りたたむことで体を完全に閉じ、外敵から守る

3. 飼育下での性格

  • 扱いやすいが臆病
    • 攻撃性はほぼなく観察が楽しい
    • 落ち葉や隠れ場所を用意するとストレスが少ない
  • ゆっくりした動きで落ち着いている
    • 環境に慣れると、餌を探してゆっくり歩く姿が観察できる

生態はどんな感じ?

カロリナハコガメは雑食性で、果実やキノコなどの植物質の他、昆虫、ミミズ、カタツムリを食べて生活をしています。繁殖形態は卵生。主に春季に交尾を行うことが多いです。1回に1-11個の卵を主に年2-3回産みます。80年くらいの寿命があります。

1. 生活環境

  • 陸生で林床中心の生活
    • 北米東部・中部の森林、林縁、草地、湿地近くに生息
    • 完全水生ではなく、湿った林床や落ち葉の下で休む
  • 隠れる習性が強い
    • 落ち葉、倒木、岩陰などに潜伏
    • 危険を感じると背甲を閉じて防御

2. 活動パターン

  • 昼行性(diurnal)
    • 日中や涼しい時間帯に活動
    • 暑い日中や危険時はほとんど動かず潜伏
  • 体温調節
    • 林床の開けた場所で日光浴(バスキング)を行うこともある

3. 食性

  • 雑食性(Omnivore)
    • 植物:葉、果実、キノコ
    • 動物:昆虫、ミミズ、小型無脊椎動物
  • 幼獣期は動物性の餌を多く摂取
  • 成長すると植物性も増え、成体と同じ雑食性に順応

4. 繁殖

  • 春〜初夏に産卵
  • 1回に 3〜8個程度の卵 を地面の落ち葉や土の下に産む
  • 幼獣も林床の落ち葉や倒木の下で隠れながら過ごす

天敵はいるのか?

カロリナハコガメはトラやクマ、キツネなどが天敵に当たります。

カロリナハコガメの幼獣について

カロリナハコガメ(Terrapene carolina)の幼獣(子ガメ・幼体)について詳しく整理します。

1. 外見・体の特徴(幼獣)

  • サイズ
    • 孵化直後の甲長は 約3〜5cm
    • 成体は10〜25cm程度まで成長
  • 甲羅(背甲)
    • 幼獣は茶色〜黒褐色の甲に、鮮やかな黄色やオレンジの斑点模様が入る
    • 模様は個体差が大きく、亜種や地域によって色彩が異なる
    • 甲羅は柔らかめで丸みがある
  • 腹甲(腹側の甲羅)
    • 可動式で、体を完全に閉じることができる
    • 明るい黄褐色で模様は控えめ
  • 頭部・四肢
    • 頭は小さめで丸く、口元はやや尖る
    • 足は短くがっしりしており、林床を歩きやすい
    • 短く、先端は丸い

2. 行動・性格(幼獣)

  • 非常に臆病で警戒心が強い
    • 危険を感じるとすぐ背甲を閉じて隠れる
  • 活動パターン
    • 朝晩や涼しい時間帯に活動
    • 昼間や暑い時間帯は落ち葉や倒木の下で潜伏
  • 好奇心はあるが控えめ
    • 餌に反応してゆっくり出てくることはあるが、人にはなかなか近づかない

3. 食性(幼獣)

  • 雑食性だが動物性を多く摂取
    • 昆虫、ミミズ、小型無脊椎動物中心
    • 植物性の餌(葉、果実)も少量摂取
  • 成長とともに植物性も増え、成体と同じ雑食性に順応

4. 生態・生活

  • 林床の落ち葉や倒木の下で隠れることが多い
  • 幼獣期から隠れる習性や背甲を閉じる防御行動を身につける
  • 数年で成体と同じ行動パターンや生態に順応

カロリナハコガメは絶滅危惧種なのか?

カロリナハコガメはワシントン条約附属書Iに掲載されており国際取引が制限され、さらに絶滅危惧種に指定されています。近年の開発などによって生息地が減少しているだけでなく ペットとして乱獲されてしまう点が問題となっています。

1. 国際的な保護状況

  • IUCN(国際自然保護連合)レッドリスト
    • 分類:LC(Least Concern)軽度懸念
    • 意味:野生個体数は比較的安定しており、現在すぐに絶滅の危険は高くない
  • CITES(ワシントン条約)
    • 一部亜種(例:ボックスハコガメなど)は附属書 II に掲載
    • 国際取引は許可証が必要

2. 個体数と生息状況

  • 北米東部・中部の広い範囲で分布
  • 一般的には森林や林縁、湿地近くの林床で安定して生息
  • 居住地の開発や道路建設により局地的に個体数減少の地域はあるが、全体としては安定している

3. 減少の要因

  • 生息地の破壊:住宅地開発、道路建設、森林伐採
  • ペット取引・密輸:一部個体はペットとして捕獲される
  • 交通事故:道路横断時の轢死

カロリナハコガメは飼育可能?

カロリナハコガメは絶滅危惧種に指定されており入手が困難ですが飼育が可能です。 カメを飼うにあたって必要なものは、以下の通りです。小さい個体が新着で登録されて販売されていたり、里親の募集も多いのでチェックです。餌の種類やケージなどに注意しましょう。また寿命も長いのでそこも考慮しましょう。餌や保温の方法など確認しましょう。

ケージ

甲羅のサイズや成長の具合によりますが、ショップでは60㎝くらいの幅が広いケージが必要になります。ガラス製やアクリル製、プラスチック製など爬虫類用ケージを使用がおすすめです。

床材

床材のカテゴリーは大型から小型まで様々な種類があります。赤玉土、ヤシガラ、人工芝などさまざまです。キャンペーンだと安い価格で販売されていることもあります。

ヒーター

必要に応じてエアコンや暖房器具を用意して、カメが快適に過ごせるように気をつけてあげてください。パネルヒーターや照射スポットランプ、バスキングライトなどがあります。

温湿度計

両生類のカメを飼育するにあたって温度と湿度の管理はとても重要。保温は30度くらいで調節すると良いです。

照明

カメは1日で強い紫外線を浴びることで、カルシウムの吸収を促進させるビタミンD3を体の中で作り健康を維持する動物です。そのため照明は必須。電球タイプや蛍光管タイプがあり、ケージに合わせて選ぶと良いでしょう。日照時間を目安として照射してください。

シェルター

 カメも生き物ですから室内で個体が逃げられる場所を作るため、ポイントとしてシェルターがあると良いです。ちゃんと全体で設置して大きくストレスを与えないようにしましょう。

水飲み皿

水飲み皿も必須。水入れは毎日洗浄して、新鮮な水を用意してください。

   ペットフード

カメなどは草食性で、必ずフードは小さい野菜や果物が主食で、小松菜やキノコも一緒に食べます。野草を野菜の代わりに食べているカメもいます。おやつにバナナ、スイカ、リンゴ、イチゴ、キウイ、マンゴーなどの果物も与えてあげてください。参考にサプリメントを与える方もいます。最初は販売されているものを提供すると良いでしょう。完全に生き物に必要な栄養が入っています。

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