グレートピレニーズが金持ち専用の犬と呼ばれる理由は?犬種の特徴、性格、飼い方について最新版を解説.非常に穏やかで落ち着いている,自立心が強く、ベタベタしすぎない,盲導犬タイプではなく、自分で考えて動く犬です。
グレートピレニーズの基本情報
グレートピレニーズの基本情報を、初めての方にも分かりやすくまとめます。
犬種名
グレートピレニーズ
(Great Pyrenees)
原産国
フランス/スペイン
ピレネー山脈周辺で、家畜をオオカミなどから守る護畜犬として活躍してきた犬種です。
体高・体重
- 体高
- オス:約70〜82cm
- メス:約65〜77cm
- 体重
- オス:約50〜60kg以上
- メス:約40〜50kg
👉 超大型犬に分類されます。
寿命
約10〜12年
※ 超大型犬としては比較的長め。
被毛
- タイプ:ダブルコート
- 長さ:長毛
- 質感:直毛〜ややウェーブ
- 毛色:
- ホワイトが基本
- 薄いグレー・イエロー・ブラウンの斑が入ることも
性格
- 非常に穏やかで落ち着いている
- 自立心が強く、ベタベタしすぎない
- 家族や守る対象に対しては深い愛情
- 判断力が高く、ややマイペース
👉 盲導犬タイプではなく、自分で考えて動く犬です。
運動量
- 激しい運動は不要
- 毎日の散歩:1日1〜2回、各30〜45分程度
- 自由に歩ける時間を好む
飼育環境
- 広いスペースが理想(庭があると◎)
- 暑さに弱いため夏の室温管理が必須
- 抜け毛が非常に多い
グレートピレニーズの被毛について
グレートピレニーズの被毛について、特徴・お手入れ方法・注意点を詳しくまとめます。
① ダブルコート
グレートピレニーズはダブルコートの超大型犬です。
- オーバーコート(上毛)
- 長く、厚みがあり、直毛〜ややウェーブ
- 雨や雪をはじく防水性あり
- アンダーコート(下毛)
- 密度が高く、寒さから体を守る保温用
👉 寒冷地原産のため、寒さに強く暑さに弱い構造です。
② 毛の長さ・質感
- 長さ:中〜長毛(特に首まわりは豊富なライオンのたてがみのような被毛)
- 質感:柔らかく、滑らか
- 飾り毛:胸、首、尾、後脚の後ろ側に豊富
③ 毛色
- 基本:ホワイト
- 稀に:淡いグレー、クリーム、イエロー、ブラウンの斑入り
- ホワイトの比率が多いほど理想的とされる
抜け毛について
- 非常に多い犬種
- 換毛期(春・秋)は毎日大量に抜ける
- 冬はアンダーコートが厚くなり、春に一気に抜ける
👉 家中の掃除・ブラッシングは必須
被毛のお手入れ方法
① ブラッシング
- 頻度:
- 通常期:週2〜3回
- 換毛期:毎日
- 道具:
- スリッカーブラシ
- アンダーコート用コーム
② シャンプー
- 頻度:月1回程度
- 洗いすぎると皮脂が減り皮膚トラブルの原因
- 完全に乾かすことが必須
③ トリミング
- 基本的に全身カット不要
- 足裏・肛門周り・耳周りのみ整える程度
- 被毛の保護機能を損なうため、全身カットはNG

グレートピレニーズの歴史について
グレートピレニーズの歴史について、起源から現代までを整理して解説します。
① 起源:古代から中世
- 発祥地:フランス・スペインのピレネー山脈
- 元々は家畜(羊や牛)をオオカミや熊から守る護畜犬として活躍
- 1,000年以上前から、山岳地帯の牧羊家に重宝されていた
- 巨大で力強く、警戒心が強い性質が求められた
② 中世~近代:護畜犬として確立
- ピレネー山脈の牧畜民が世代を超えて選択繁殖
- 「穏やかで家族に忠実、しかし外敵には勇敢」という性格を維持
- 山岳地帯の環境に適応するため、
- 厚いダブルコート
- 自立心の強さ
- 優れた判断力
が強化された
③ 名前の由来
- Great Pyrenees(グレートピレニーズ)
→ 「ピレネー山脈の大型犬」という意味 - フランスでは**“Chien de Montagne des Pyrénées”**(ピレネー山脈の山犬)と呼ばれていた
④ 近代:家庭犬・展覧犬として世界へ
- 1800年代後半、フランス貴族や上流階級に飼われ始める
- 警戒心や家畜保護能力の高さから、家庭犬としても評価される
- 20世紀初頭にアメリカに紹介され、大型家庭犬として人気に
- 1930年代以降、犬種クラブで公認され、標準化が進む
⑤ 現代のグレートピレニーズ
- 世界中で家庭犬・警備犬・ショードッグとして人気
- 元々の護畜犬としての能力は残るが、家庭犬としての温厚さも重視
- 現代では「優雅で落ち着いた超大型犬」として認知される
歴史から見える性格の特徴
- 自立心が強く自己判断ができる
- 家族に忠実で守る意識が強い
- 大きくても穏やかで落ち着いた性格
歴史的背景から、守護本能と家庭犬としての穏やかさが共存する犬種として完成しました。
グレートピレニーズの性格について
グレートピレニーズの性格について、特徴・向き・注意点まで詳しく整理します。
① 穏やかで落ち着いている
- 「ジェントルジャイアント」と呼ばれることもある
- 攻撃性は低く、他の犬や人にも友好的
- 家庭内では安定した存在感を示す
② 自立心が強い
- 元々は牧畜犬として自分で判断して行動する能力が必要だった
- 指示待ちではなく、自分の判断で動くことが多い
- そのため、従順さよりも自己判断力が目立つ
③ 家族・守る対象に忠実
- 家族に対して深い愛情を示す
- 小さな子どもにも優しい
- 「家族や家を守る」本能が強い
④ 警戒心はあるが攻撃性は低い
- 見知らぬ人や物音に敏感に反応
- ただし、吠えるだけで攻撃的になることは少ない
- 家や庭の番犬として活躍する
⑤ マイペースで落ち着きがある
- 大型犬特有の落ち着き
- 激しい遊びより、ゆったり過ごす時間を好む
- 無理に興奮させようとするとストレスになることも
注意したい性格面
① 頑固さ
- 基本は従順でも、「納得しないと動かない」ことがある
- 強制すると逆効果になる
② 寂しがりすぎないが、独立心が強すぎることも
- 家族が好きだが、留守番もある程度できる
- ただし甘えさせすぎると依存心が強くなることもある
③ 吠えやすさ
- 警戒心が強く、番犬として吠えることが多い
- 集合住宅では騒音対策が必要
飼育に向いている人・家庭
- 大型犬を飼える環境がある
- 落ち着いた犬と一緒に暮らしたい
- 自立心のある犬を理解できる
- 吠えることに理解がある

グレートピレニーズは本当に金持ちの犬なのか?
「グレートピレニーズは金持ちしか飼えない犬」とよく言われますが、これはある意味で事実で、ある意味で誤解です。
現実的なコスト面と飼育の難しさを整理して解説します。
① 初期費用が高い
| 項目 | 金額目安 |
|---|---|
| 子犬価格 | 約30〜50万円(血統やブリーダーによる) |
| 大型ケージ・ベッド | 5〜10万円 |
| 首輪・リード・食器 | 2〜3万円 |
| 初期医療(ワクチン等) | 3〜5万円 |
合計:約40〜70万円
超大型犬としては標準的ですが、やはり初期費用は高めです。
② 維持費が高額
| 項目 | 月額目安 |
|---|---|
| フード(大型犬用) | 1.5〜3万円 |
| ペット保険 | 7,000〜12,000円 |
| 消耗品(シーツ・おもちゃ) | 3,000〜5,000円 |
| シャンプー・グルーミング | 約3,000円~(自宅orサロンによる) |
月々:約2.5〜4.5万円、年間30〜50万円程度
- 食事量が多いためフード代が大きく、
- 抜け毛・長毛管理のためグルーミング費用もかかる
③ 医療費がかさむことが多い
- 超大型犬特有の病気リスクが高い
- 股関節形成不全
- 肘関節異常
- 胃捻転
- 心臓疾患
- 手術や入院が必要になると50〜150万円の出費も珍しくない
④ 被毛・暑さ管理もコストになる
- 長毛で抜け毛が多く掃除・洗濯が必須
- 寒さには強いが暑さに弱いため夏はエアコン24時間稼働
- 夏の電気代:月1〜2万円程度増加もあり得る
⑤ 飼育環境のハードル
- 広い庭や十分な運動スペースが必要
- 超大型犬なのでマンションや狭小住宅では管理が大変
まとめ:本当に金持ちの犬か?
- 飼うのに経済的余裕が必要なのは事実
- 「お金さえあればOK」という意味ではない
- 時間・体力・知識・環境も必要
- 逆に言えば、十分な準備があれば、富豪でなくても飼える
グレートピレニーズを飼うための覚悟
グレートピレニーズを飼うときの覚悟は、単なる「大きくてかわいい犬」という幻想だけでは済みません。
経済面・時間・体力・精神面すべてを踏まえた現実的な覚悟が必要です。
① 経済的覚悟
初期費用
- 子犬価格:30〜50万円
- ケージ・ベッド・首輪など:10万円前後
- 初期医療費(ワクチン・検査など):3〜5万円
毎月の維持費
- フード:1.5〜3万円
- ペット保険:7,000〜12,000円
- グルーミング・消耗品:5,000〜1万円
- 年間合計:30〜50万円程度
突発医療費
- 股関節形成不全、胃捻転、心臓疾患など
- 手術や入院で50〜150万円の可能性
💡 つまり、子犬から最期までに数百万円規模の費用がかかることを覚悟する必要があります。
② 物理的・生活環境の覚悟
- 超大型犬のため広いスペースが必要
- 家の中でも動ける場所
- 庭があると理想
- 夏は暑さに弱いためエアコン管理必須
- 長毛で抜け毛が多く、掃除・洗濯・ブラッシングの手間が大きい
③ 時間・手間の覚悟
- 散歩:1日1〜2回、30〜45分程度
- ブラッシング:通常期は週2〜3回、換毛期は毎日
- グルーミング・シャンプー:月1回程度
- 留守番:独立心はあるが、長時間放置は分離不安につながることも
💡 「大きくてかわいいから楽」とはならない犬種です。
④ 性格・しつけの覚悟
- 自立心が強く、自己判断することが多い
- 警戒心は強いが攻撃性は低い
- 吠えることが多い(番犬本能)
- 成犬になってからも甘えん坊で頑固な一面がある
💡 しつけは早期・一貫性・褒める方式が鍵
- 体が大きく力が強いため、しつけを怠ると事故のリスクが高まる
⑤ 精神面・寿命の覚悟
- 平均寿命:10〜12年(超大型犬としては比較的長い)
- 家族との強い絆ができる反面、別れの悲しみも大きい
- 「大変でも一緒に過ごす」覚悟が必要

金持ちの犬としてのイメージを覆す事実
「グレートピレニーズ=金持ちの犬」というイメージはよく言われますが、現実はイメージほど華やかではなく、飼育には想像以上の覚悟が必要です。
そのギャップを、事実ベースで整理します。
① 初期費用は高いが決して手が届かないわけではない
- 子犬価格:30〜50万円(血統やブリーダー次第)
- 初期ケージ・ベッド・用品:10万円前後
- 初期医療費:3〜5万円
💡 たしかに初期費用は高めですが、「富豪しか買えない」ほどではないです。
→ 多くの家庭でも計画的に準備すれば迎えられる金額です。
② 維持費が年間で30〜50万円と高額
- フード:月1.5〜3万円
- ペット保険:7,000〜12,000円
- グルーミング・消耗品:月5,000〜1万円
- 夏の電気代増加:1〜2万円
💡 「金銭的余裕が必須」ではあるものの、毎月の管理費は中流家庭でも工夫次第で可能。
③ 医療費がネック
- 大型犬特有の病気リスクが高い(股関節形成不全、胃捻転、心疾患など)
- 手術や入院で50〜150万円の出費も珍しくない
💡 ここが「金持ちの犬」と言われる最大の理由ですが、保険+貯蓄で対応可能な家庭も多いです。
④ 被毛・暑さ管理の手間は大きい
- 抜け毛が非常に多く掃除や洗濯が日常的に必要
- 暑さに弱いため夏はエアコン必須 → 電気代も増える
💡 「お金があれば解決」という問題ではなく、時間と手間が必要です。
⑤ 住環境と体力のハードル
- 超大型犬なので広いスペースが理想
- 散歩や日常の運動に体力が必要
- 小さな家やマンションでは管理が難しい
💡 ここも「金持ちだからOK」という単純な話ではなく、生活スタイルや体力も重要です。
⑥ 性格・しつけも難しい
- 自立心が強く、自己判断で行動する
- 警戒心は強く吠えやすい
- 成犬になっても頑固な面がある
💡 「お金でしつけを完全に解決できる犬」ではありません。
- プロトレーナーの力を借りることも多い
- 日常的に飼い主が時間をかける必要があります
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