ヨウムとオウムの違いとは?特徴や性格、寿命など違いについて最新版を解説します。オウム類でもトップクラスで知能も高い鳥ですが、どのような相違点が実際にあるのかを記事で紹介していきます。
ヨウムの基本情報
分類
- 鳥類(Aves)
- オウム目(Psittaciformes)
- インコ科(Psittacidae)
- 属:Psittacus
原産地
- 西アフリカ(コートジボワール、ガーナ、カメルーン、コンゴ共和国など)
特徴
- 体長:約33〜40cm
- 体重:約400〜600g
- 寿命:野生で約25〜30年、飼育下で40〜60年(長寿)
- 羽色:
- 全体は灰色
- 尾羽は鮮やかな赤色
- 顔周りは白い皮膚で覆われ、表情豊か
- くちばし:黒色で強力、木を削ったり殻を割るのに使用
- 知能:非常に高く、人間の言葉を覚える能力がある。模倣力が特に優れている。
性格・習性
- 社交的で人懐っこい
- 好奇心旺盛で遊ぶことが好き
- 鳴き声や言葉の模倣でコミュニケーションをとる
- 長時間の遊びや知育刺激が必要
- 一部の個体は気難しい性格も
飼育に関するポイント
- ケージサイズ:最低でも幅80×奥行60×高さ100cm以上
- 食事:
- ペレット、種子、ナッツ
- 新鮮な野菜や果物も必要
- 環境:
- 温度20〜28℃を目安
- 日光浴や飛行のための安全なスペースが必要
- 健康管理:
- 羽毛の健康チェック
- くちばしや爪の過長管理
- 定期的な獣医チェック
その他
- 「アフリカン・グレー・パロット」とも呼ばれる
- 言葉や音の模倣能力はオウム類でもトップクラス
- 知能が高いため、環境刺激が少ないとストレスや問題行動につながることがある
オウムの基本情報
分類
- 鳥類(Aves)
- オウム目(Psittaciformes)
- 科は種類により異なる(インコ科、カカオ科、アマゾンオウム科など)
分布
- 世界の熱帯・亜熱帯地域
- 特に南米、オーストラリア、アフリカ、アジアの島嶼部に多い
体の特徴
- サイズ:種類により10cm(小型)〜100cm(大型)まで幅広い
- 体重:30g〜1.2kg以上
- 羽色:多彩(緑、赤、青、黄色など)
- くちばし:強力で曲線状、木の実や種子を割るのに適している
- 足:2本の指が前、2本が後ろに向く「跗趾対趾性(ずっときょく)」で、枝をつかむのが得意
知能
- 高い知能を持つ(人間の言葉や音の模倣が可能)
- 問題解決能力や記憶力が優れている
- 社交性が高く、人や他の鳥との交流を好む
性格・習性
- 社交的で群れで生活することが多い
- 好奇心旺盛で遊ぶことが好き
- 鳴き声でコミュニケーションする
- 長寿で飼育下では10〜80年以上生きる種類もある
飼育のポイント
- ケージ:種類によってサイズは変わるが、大型オウムは飛行スペースも必要
- 食事:
- ペレット、種子、ナッツ、果物、野菜
- 環境:
- 温暖で安定した気温
- 飛ぶ・遊ぶスペースと知育アイテムが必要
- 健康管理:
- 羽毛、爪、くちばしの状態チェック
- ストレス管理(長時間の放置は問題行動につながる)
その他
- 一般的に「オウム」と呼ばれる鳥は非常に種類が多く、ヨウムやアマゾンオウム、セキセイインコの仲間などを含む
- 知能や社交性の高さからペットとして人気だが、長寿で手間がかかるため飼育はやや難しい
- 自然では種によっては絶滅危惧種もある

オウムとヨウムの違い
「オウム」と「ヨウム」はよく混同されますが、実際には分類・特徴・性格などに違いがあります。一覧で整理して比較します。
オウムとヨウムの違い
| 項目 | オウム(一般) | ヨウム |
|---|---|---|
| 分類 | オウム目(Psittaciformes)の総称。インコ科やアマゾンオウム科など多数の種類を含む | オウム目インコ科ヨウム属(Psittacus erithacus) |
| 原産地 | 熱帯・亜熱帯の世界中(南米、オーストラリア、アフリカ、アジアなど) | 西アフリカ(コートジボワール、ガーナ、カメルーンなど) |
| 体の大きさ | 小型〜大型まで種類による(10cm〜100cm以上) | 中型(33〜40cm程度) |
| 体重 | 小型は30g〜大型は1kg以上 | 約400〜600g |
| 羽色 | 緑や赤、青、黄など多彩(種類により大きく異なる) | 全体灰色、尾羽は鮮やかな赤 |
| くちばし | 強力で曲線状(木の実や種子を割る) | 黒色で非常に丈夫 |
| 知能・言語能力 | 高い種も多い(言葉や音の模倣は種による) | 非常に高く、人間の言葉を覚える能力はオウム類でもトップクラス |
| 性格 | 社交的で群れを好むが、種類で性格差あり | 社交的で人懐っこい、好奇心旺盛 |
| 寿命 | 小型で10〜20年、大型で50年以上も | 野生で25〜30年、飼育下で40〜60年 |
| 飼育の難易度 | 種類によるが、大型オウムは手間がかかる | 中型だが知能が高く、遊び・知育が必要なのでやや難しい |
💡 ポイントまとめ
- **「オウム」は総称」で、ヨウムもその一種
- ヨウムは灰色で赤尾が特徴の西アフリカ原産オウム
- 知能はヨウムが特に高く、人の言葉を覚える能力は抜群
- 寿命・飼育の手間は種類によるが、ヨウムも長寿でしっかり管理が必要
オウム代表種とヨウムの比較表
| 種類 | 体長 | 体重 | 羽色 | 原産地 | 知能・言語能力 | 性格 | 飼育難易度 | 寿命 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ヨウム | 33〜40cm | 400〜600g | 灰色(尾羽は赤) | 西アフリカ | 非常に高い(言葉の模倣トップクラス) | 社交的、人懐っこい、好奇心旺盛 | 中〜やや難しい | 野生25〜30年、飼育40〜60年 |
| アオメキバタン(タイハクオウム) | 50〜60cm | 800〜1000g | 白、顔に黄色や赤のアクセント | オーストラリア、インドネシア | 高い(単語・ジェスチャー学習可) | 愛情深い、やや独占的 | 難しい(大きく音も大きい) | 50〜70年 |
| アマゾンオウム | 30〜50cm | 300〜700g | 緑が基調、赤・黄・青の模様 | 中南米 | 高い(言葉や音の模倣可) | 社交的、活発 | 中〜難しい | 50〜60年 |
| コニュア(小型オウム) | 20〜30cm | 80〜150g | 緑が多くカラフルな種類も | オーストラリア、ニュージーランド | 中程度(単語は覚えやすい) | 穏やか、活発 | 初心者向き | 20〜30年 |
| コンゴウインコ(マコウインコ) | 80〜100cm | 800〜1500g | 赤・青・黄・緑など鮮やか | 南米 | 高い(道具使用や学習も可) | 社交的、遊び好き | 非常に難しい(大型で手間がかかる) | 50〜80年 |
| キバタン | 50〜60cm | 800〜1000g | 白、顔に黄色や赤 | オーストラリア、ニューギニア | 高い | 愛情深く、鳴き声が大きい | 難しい | 50〜60年 |
💡 補足ポイント
- ヨウムは中型オウムで飼いやすさと知能のバランスが良い
- 大型オウム(タイハクオウム、コンゴウインコ)は長寿で知能は高いが飼育の手間が非常に多い
- 小型オウム(コニュアなど)は初心者向きで鳴き声も控えめ
- 知能は種類によって差があるが、ヨウム・大型オウム・アマゾンオウムは特に高く、言葉を覚える能力に優れる
オウムとヨウムの寿命
オウムとヨウムの寿命について、種類や飼育環境による違いも含めて詳しくまとめます。
ヨウム
- 野生:25〜30年
- 飼育下:40〜60年
- 特徴:
- 長寿で、人間と長い付き合いができる
- 知能が高く、飼育環境が整わないとストレスで健康を損なうことがある
- 飼育下では十分な遊び・知育・食事管理が長寿のカギ
オウム(代表的な種類)
| 種類 | 飼育下の寿命 |
|---|---|
| アオメキバタン(タイハクオウム) | 50〜70年 |
| アマゾンオウム | 50〜60年 |
| コニュア(小型オウム) | 20〜30年 |
| コンゴウインコ(大型マコウ) | 50〜80年 |
| キバタン | 50〜60年 |
寿命に影響する主な要因
- 飼育環境
- ケージの広さ、飛ぶスペース、温度・湿度管理
- 食事管理
- ペレット中心+野菜・果物のバランス
- 脂質や塩分の過多は寿命に悪影響
- 健康管理
- 羽毛・くちばし・爪のチェック
- 定期的な獣医診察
- 精神的刺激
- 知育玩具や交流が少ないとストレスで寿命が短くなることも

オウムとヨウムの飼育方法
では、「オウム」と「ヨウム」の飼育方法を整理して、共通点と種類ごとのポイントも含めてまとめます。
1. ケージ・住環境
- ケージのサイズ
- ヨウム:幅80〜100cm、奥行60〜80cm、高さ100cm以上
- 大型オウム(タイハクオウム、コンゴウインコ):幅120cm以上、高さ150cm以上が望ましい
- 小型オウム(コニュアなど):幅50cm以上、高さ60cm程度
- ポイント
- 頑丈な金属製ケージ(くちばしで噛むためプラスチックは不可)
- ケージ内に止まり木、遊び道具、知育玩具を配置
- 日光浴できる場所(窓辺)や温度管理(20〜28℃が目安)
2. 食事管理
- 基本食
- ペレット:総合栄養食として中心に
- 種子:脂質の多いものは量を控えめ
- 副食
- 野菜(ニンジン、ブロッコリー、ほうれん草など)
- 果物(リンゴ、バナナ、ベリー類など)
- 水
- 毎日新鮮な水を交換
- 注意
- チョコレート、カフェイン、アルコール、塩分の多い食品は絶対に与えない
3. 遊び・知育
- オウム・ヨウムは知能が高いため、知育玩具やパズルで刺激を与えることが必須
- ヨウム
- 言葉の模倣が得意なので、会話や名前を教えると楽しむ
- 毎日1〜2時間の遊び時間を確保
- 大型オウム
- 遊び道具を大きく・頑丈に
- 噛む・引っ張る行動が多いため安全を確保
- 小型オウム
- 小型知育玩具でOK
- 比較的手間は少なめ
4. 健康管理
- 羽毛・くちばし・爪のチェック:伸びすぎ・異常がないか確認
- 定期的な獣医診察:年1回〜2回
- ストレス管理:
- 長時間放置は攻撃性や羽むしりにつながる
- 音や環境の変化に敏感なので、静かで安定した場所を確保
5. 鳴き声・社交
- オウム・ヨウムは鳴き声が大きく、時間帯によっては近所迷惑になる場合も
- 社交性が高く、1羽だけで飼う場合は毎日十分なコミュニケーションが必要
6. 飼育の難易度
| 種類 | 難易度 | ポイント |
|---|---|---|
| ヨウム | 中〜やや難しい | 知能が高いので遊び・知育が必須、言葉を覚える楽しみあり |
| 大型オウム(コンゴウ、タイハク) | 難しい | 鳴き声が大きく、ケージも大きく、長寿のため長期管理が必要 |
| 小型オウム(コニュアなど) | 初心者向き | 飼育スペース・遊びの負担が少なく扱いやすい |
オウムとヨウムの健康管理
オウムとヨウムは長寿で知能も高いため、健康管理は飼育の中で最も重要です。種類ごとのポイントも含めて整理します。
1. 羽毛・くちばし・爪のチェック
- 羽毛
- 光沢があり、滑らかであることが健康の目安
- 羽むしりや抜け毛が多い場合はストレスや病気のサイン
- くちばし
- 過長や変形がないか確認
- 必要に応じて獣医によるトリミング
- 爪
- 過長になると止まり木や歩行に支障
- ケージの止まり木や獣医で定期的にカット
2. 食事・栄養管理
- バランスの取れた食事が健康の基本
- 主食:ペレット(総合栄養)
- 副食:新鮮な野菜・果物
- 注意食品:チョコレート、カフェイン、アルコール、塩分・油分の多いものは禁止
- 水:常に清潔で新鮮な水を用意
3. 運動と知的刺激
- 羽ばたきや飛行のスペースがないと運動不足 → 肥満や筋力低下につながる
- ヨウム・大型オウムは知能が高く、知育玩具やパズルで脳の刺激が必要
- 運動不足・刺激不足はストレスや羽むしりの原因に
4. 獣医チェック
- 年1〜2回の健康診断
- 健康診断で確認する項目:
- 羽毛・皮膚の状態
- 体重・筋肉量
- 便の状態
- 呼吸器の異常
- 栄養状態
- 病気の早期発見が寿命を延ばすポイント
5. 病気のサイン
- 元気がない、食欲不振
- ふくらみがちでじっとしている
- くちばし・爪・羽毛の異常
- 便の色や形の変化
- 異常な鳴き方や攻撃性の変化
6. 飼育環境の健康管理
- ケージ・止まり木・食器を清潔に保つ
- 温度・湿度の安定(20〜28℃、湿度40〜60%が目安)
- 日光浴やUVライトでビタミンD補給
7. 種類別のポイント
| 種類 | 健康管理の注意点 |
|---|---|
| ヨウム | 知能が高くストレスに敏感。遊び不足や孤独は羽むしりや病気の原因 |
| 大型オウム | 運動不足で肥満になりやすい。騒音でストレスが溜まる場合も |
| 小型オウム | 食事管理が中心。小型でも栄養バランスが崩れると短命になる |

オウムとヨウムの人気の理由
オウムとヨウムはペットとして非常に人気があります。その理由を、知能・見た目・性格・飼育の魅力の観点から整理します。
1. 高い知能
- ヨウム
- 言葉や音の模倣が得意で、人間の会話を理解する能力も高い
- 問題解決能力が高く、知育玩具で遊ぶ姿が楽しい
- オウム(大型・中型)
- 複雑な動作や道具の使用ができる
- 学習能力が高く、飼い主とのコミュニケーションが豊か
→ 知能の高さが、飼い主との対話や遊びの楽しさに直結
2. カラフルで美しい見た目
- オウム全般
- 鮮やかな羽色(赤・青・緑・黄色など)が魅力
- 羽を広げた時の美しさや尾羽の華やかさは写真映えも抜群
- ヨウム
- 灰色の落ち着いた色ながら、尾羽の赤が印象的で上品
- 大型オウムほどではないが、知的で存在感がある
→ 見た目の美しさはペットとしての魅力を高める
3. 社交性と個性
- オウム・ヨウム共通
- 人懐っこく、飼い主とのコミュニケーションを楽しむ
- 個体によって性格や好みがあり、育て方次第で信頼関係が築ける
- ヨウム
- 比較的穏やかで飼いやすく、家庭に馴染みやすい
- 大型オウム
- 愛情深く、飼い主との絆を深めやすいが、手間も多い
→ 社交性が高く、ペットとして「パートナー感」が強い
4. 長寿で一生の付き合いができる
- ヨウム:40〜60年
- 大型オウム:50〜80年
- 小型オウム:20〜30年
→ 長い期間一緒に過ごせるため、家族としての愛着が強まる
5. 鳴き声・コミュニケーションの楽しさ
- 言葉を覚えたり、歌や音を真似することができる
- 鳴き声や仕草で感情を表現するため、会話やコミュニケーションの幅が広い
→ 飼い主との交流が「遊び・会話」のように楽しめる
人気のまとめ
- 知能が高く、遊びや学習で楽しめる
- 鮮やかで個性的な羽色や姿
- 人懐っこく、個性豊かで愛着がわく
- 長寿で一生のパートナーになれる
- 言葉や鳴き声の模倣でコミュニケーションが楽しめる
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