シマフクロウはどんな鳥? 特徴、生態、生息地について最新版を解説

Asia

シマフクロウはどんな鳥? 特徴、生態、生息地について解説します。この鳥は主に日本で生息しており、中国や朝鮮半島でも一部、見ることができるフクロウの仲間です。しかしこの種族は実は絶滅危惧種に指定されており、絶滅の可能性が示唆されているのです。

シマフクロウとは? 基本ステータスについて

シマフクロウ(cheetah)はフクロウ目フクロウ科ワシミミズク属に分類される鳥類です。全長66~69cm、翼開長180cmに達する日本では最大級のフクロウになります。和名は島梟で、学名はBubo blakistoni。情報は以下の通り。羽より体が特徴。ふっくらした的な体が特徴です。

Japanese(和名)シマフクロウ
English(英名)Blakiston’s Fish-owl
scientific name(学名)Bubo blakistoni
classification(分類)Ave、 Strigiformes、 Strigidae、Buho
鳥綱、フクロウ目、フクロウ科、ワシミミズク属
IUCN Status(保全状況)ENDANGERED
Length(体長)66 – 69cm
Weight(体重)3 – 4kg

分類について

シマフクロウはミミズクのなかまです。以下のような亜種が存在します。調査して代表する大きな種を案内します。いずれも野生では同じオス、メスともに個人で行動する動物です。

Bubo blakistoni blakistoni

Bubo blakistoni blakistoniは日本の北海道から、千島列島にかけて生息しているフクロウです。サハリンでは1974年以降記録がないためすでに絶滅してしまったと言う可能性が示唆されています。

Bubo blakistoni doerriesi

Bubo blakistoni doerriesiは中国からモンゴル、さらには朝鮮半島で見ることができるフクロウの仲間。ロシア南東部にも生息している可能性があります。

生息地はどこなのか?

シマフクロウは上記でも説明した通りですが、主には日本の北海道、その他では朝鮮半島や中国、ロシアでも見ることが可能です。森林など自然のある場所に分布します。

1. 日本での生息地

  • 主な地域:北海道東部、特に釧路湿原周辺や知床半島
  • 生息環境
    • 原生林や大規模な自然林を必要とする
    • 樹齢の高い立木が多く、巣作りや狩りに適した環境
    • 河川沿いや湿地帯の周辺が狩場となることが多い

2. ロシア・北東アジアでの分布

  • **ロシア極東(サハリン、沿海州)**にも分布
  • 広葉樹林や混交林で繁殖し、森林の深い場所を好む

3. 生息条件の特徴

  • 森林が切り開かれると生息できないため、森林破壊や開発による影響を強く受ける
  • 狩りは主に小型哺乳類(ネズミ、ウサギなど)や小鳥で行うため、狩場の生物多様性も必要

4. 保護状況

  • 日本国内では**特別天然記念物・絶滅危惧種(EN)**に指定
  • 生息数は非常に少なく、地域ごとに孤立した個体群が存在

特徴は?どんな感じの生物なのか?

シマフクロウは頭部には耳介状の長くて幅広い羽毛があるのが最大の特徴です。また日本で見れるフクロウの中では最大級の大きさを誇っておりますので、よくわかります。全身の羽衣は灰褐色で、黒褐色の縦縞と細い横縞が入っていることから、比較的わかりやすい特徴を持っています。主な生息地は広葉樹林で夜行性です。また渡り鳥ではなく定住する傾向があります。

1. 体の大きさ・外見

  • 全長:約60〜72cm
  • 翼開長:約150〜178cm
  • 体重:オス約2.2〜2.5kg、メスはやや大きめで2.5〜3kg
  • 羽色
    • 背中や翼は濃い茶褐色
    • 胸や腹は淡い茶色に濃い斑点
    • 顔の輪郭(顔盤)は丸く、目の周囲に濃い縁取り
  • :大きく黒っぽい瞳で、暗闇でも獲物を見やすい

2. 行動・性格

  • 昼行性ではなく夜行性(主に夜間活動)
  • 臆病で警戒心が強く、人間の気配には敏感
  • 森林の高い樹上に止まり、獲物の動きをじっと観察する
  • 鳴き声は低く「ホーホー」と響く、縄張りや繁殖期に使う

3. 食性・狩り

  • 主な獲物:ネズミ、ウサギ、リス、小型の鳥
  • 狩りは夜間に行い、静かに飛んで獲物に接近
  • 大型のフクロウなので、比較的大きな獲物も捕食可能

4. その他の特徴

  • 日本国内に生息するフクロウの中で最大サイズ
  • 森林深くの大木に巣を作り、自然林がないと繁殖できない
  • 生息数が少なく、非常に希少で絶滅危惧種

生態はどうなっているのか?

シマフクロウの餌は主に小動物等を主食として食べて生活をしています。他にも魚類は主に浅瀬で捕食することが多くみられます。営巣、生活している場所は主に樹洞や大木、断崖の岩棚でここに巣を作ります。2-3月に1-2個の卵を産んで、メスが面倒を見ると言う形です。寿命は30年から40年くらいと言われています。

1. 生活リズム

  • 夜行性:主に夜間に活動して狩りを行う
  • 昼間は樹上や枝に静かに止まり休む
  • 活動範囲は縄張り意識が強く、個体ごとに一定の範囲を持つ

2. 食性・狩り

  • 主な獲物
    • 小型〜中型哺乳類(ネズミ、ウサギ、リス)
    • 小型鳥類
  • 狩りの方法
    • 高い樹上や枝から獲物をじっと観察
    • 静かに飛び降りて、獲物を捕獲
  • 大型の個体は、比較的大きな獲物も捕獲可能

3. 繁殖

  • 繁殖期:冬〜春(12月〜4月が多い)
  • 巣作り
    • 大木の樹洞や枝の上に巣を作る
    • 森林が深く樹齢が高い場所を選ぶ
  • 産卵数:通常2〜3個
  • 育雛
    • メスが抱卵・子育てを担当
    • 生後約1か月で巣立ちの準備を始める
    • 両親が狩りを行い、餌を与える

4. 社会性

  • 基本的に単独生活
  • 繁殖期以外は他の個体と接触することは少ない
  • 縄張り意識が強く、鳴き声やマーキングで領域を示す

5. 生息環境との関係

  • 原生林や自然林の深い場所が必要
  • 樹齢の高い大木が巣作りや休息の条件
  • 生息地が破壊されると、狩り・繁殖ともに困難になる

天敵はいるのか?

シマフクロウはカラスが天敵になるでしょう。その他ではやはり人間になります。環境破壊が最大のリスクです。

シマフクロウのヒナについて

シマフクロウ(Bubo blakistoni)のヒナについて整理すると、生まれてから巣立ちまでの成長段階や行動、親との関係がわかります。


1. 出産・巣

  • 巣作り場所:樹洞や高い大木の枝上
  • 産卵数:通常2〜3個
  • 卵の大きさ:約6〜7cm
  • 孵化期間:約30日ほどでヒナが孵化

2. 幼鳥の特徴

  • 体重:孵化時は約70〜100g
  • 羽毛:産毛が柔らかく灰白色〜淡茶色
  • 視覚・聴覚:生まれた直後から敏感で、親の鳴き声や動きに反応
  • 行動
    • 最初は巣の中でじっとして過ごす
    • 母親が狩りに行く間、巣で安全に待機

3. 成長段階

月齢行動・成長
0〜1か月卵から孵化。母親が抱卵・給餌。まだほとんど動かず、羽は産毛
1〜2か月羽毛がしっかりしてくる。兄弟とじゃれ合い、動きや飛行の練習を始める
2〜3か月親と一緒に巣の周囲で飛ぶ練習。餌をもらいながら狩りの真似をする
3〜4か月巣立ち開始。飛行能力が向上し、独立に向けて練習を重ねる
4〜5か月完全に巣立ち。親から少しずつ独立して行動開始

シマフクロウは絶滅危惧種なのか?

残念ながらシマフクロウは絶滅危惧種でレッドリストに指定されています。さらにはワシントン条約附属書II類にも掲載されており、国際取引が厳しく制限されています。勿論、最大の脅威は人間で、以下のようなことがあり、生息数が減っています。推定個体数は数千羽程度しかいないと言われています。

生息地の破壊

人間による生息地の破壊は最大の脅威です。水質汚染、漁業との競合、交通事故など死因は多岐にわたり、年々フクロウは住処を失っている状況です。さらには食用にする地域があり、狩猟もネックです。日本政府の環境省によって1971年に国の天然記念物に指定され、1993年に希少野生動物種にも指定されました。現在は事業として保護の活動や支援も始まっております。研究の事業計画も進んでいます。

シマフクロウは飼育できるのか?

シマフクロウは残念ながら絶滅危惧種に指定されていますので生息数がそもそも少なく、飼育できません。動物園で鑑賞しましょう。

1. 法律面

  • 日本ではシマフクロウは**特別天然記念物・絶滅危惧種(EN)**に指定されており、無許可での捕獲・飼育は禁止されています。
  • 飼育や研究のためには、環境省の特別許可が必要です。
  • 違反すると、罰則や刑事罰の対象になります。

2. 飼育の難しさ

  • 広い飛翔空間が必要:シマフクロウは夜行性で狩りに飛び回るため、狭い檻や小屋ではストレスが大きい
  • 餌の確保が困難:小型哺乳類や鳥類など、自然の捕食対象を毎日確保する必要がある
  • 夜行性・臆病な性格
    • 人間や騒音に敏感で、過度のストレスで体調を崩しやすい
  • 繁殖が難しい:巣作りのために樹洞や高木が必要で、自然環境を再現するのは非常に困難

3. 飼育可能なケース

  • 飼育が許可されるのは動物園・研究施設などの専門施設のみ
  • 施設では、広い飛翔用のケージ、自然に近い巣環境、専門の飼育管理体制が整えられている

コメント

タイトルとURLをコピーしました