コクチョウはどんな鳥?特徴、生態、生息地について解説

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コクチョウはどんな鳥?特徴、生態、生息地について解説します。この鳥はオーストラリアでしか見ることのできない鳥なので知らない方は世界中でとても多いと言われています。しかしそんな固有種でありながらも実は意外と生息数は安定していることが分かっています。

コクチョウとは? 基本ステータスについて

コクチョウはカモ目カモ科ハクチョウ属に分類される鳥類。学名はCygnus atratus、漢字は黒鳥。全長110cmから140cm、体重は5kgから6kgで翼開長は2mあります。情報の一覧は以下の通り。日本では無名の鳥でハクチョウとは逆に黒い姿が特徴です。Black Swanと呼ばれます。

Japanese(和名)コクチョウ
English(英名)Black Swan
scientific name(学名)Cygnus atratus
classification(分類)Ave、 Anseriformes、Anatidae、Cygnus
鳥綱、カモ目、カモ科、ハクチョウ属
IUCN Status(保全状況)LEAST CONCERN
Length(全長)110-140cm
Weight(体重)5-6kg

分類について

コクチョウは亜種が2種類存在します。

C. a. atratus

この亜種はオーストラリア全体で分布します。

C. a. sumnerensis

以前はニュージーランドで分布していた亜種です。しかしマオリ族の狩猟により絶滅してしまいました。

生息地について

コクチョウはオーストラリアにのみ分布しています。

特徴は?どんな感じの生物なのか?

コクチョウは全身黒色で嘴は赤色。虹彩はピンクまたは赤みがかっています。風切り羽根の部分は白色をしています。生息環境は湖沼,河川,湿地付近などで季節や環境の変化により移動を行う漂鳥です。群れを形成しており、渡りは一切行いません。オーストラリア唯一の固有のハクチョウ属です。

生態はどんな感じ?

コクチョウは草食性で、主に水草を食べて生活をしています。繁殖期は4月から9月にかけて行われます。つがいは一生の間、継続するため一夫一妻制です。コクチョウは草を積み上げた直径約1.5mの巣を作って卵を産みます。通常、4-6個を産卵し幼鳥、ヒナが飛べるようになるまで面倒を見ます。寿命は30年から40年となります。

天敵はいるのか?

コクチョウはこれと言った天敵がいません。オーストラリアにはあまり天敵と呼べる動物がいません。

コクチョウは絶滅危惧種なのか?

コクチョウは絶滅危惧種ではありません。ただしニュージーランドで絶滅してしまいましたのでオーストラリアのニューサウスウェールズ州で1974 年国立公園および野生生物法に基づいて保護されています。余談ですがコクチョウは1854年から1902 年まで西オーストラリア州での郵便切手のデザインになっていました。

コクチョウはペットとして飼育可能?

コクチョウは上記のように野生生物法に基づいて保護されていますからペットとして飼育することは難しいです。公園での投稿などをネットのページで眺めましょう。

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