ハイイロネコはどんな動物? 特徴、生態、生息地について解説

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ハイイロネコはどんな動物? 特徴、生態、生息地について解説します。世界で最も謎が多い野生の猫と言われています。この猫はとても生態や特徴についての情報が少なく、研究もなかなか進んでいないと言う実態がありますので紹介をしていきます。

ハイイロネコとは? 基本ステータスについて

ハイイロネコは食肉目ネコ科ネコ属のなかまです。感じでは 荒漠貓、漠貓、中國山貓、草猞猁と呼ばれています。学名はFelis bieti。体長は68.5-84cm、体重は4.5-9kg。確認された情報を一覧で以下に示しました。また研究などで更新された情報や結果が分かれば確認して掲載していきます。

Japanese(和名)ハイイロネコ
English(英名)Chinese Mountain Cat
scientific name(学名)Felis bieti
classification(分類)Mammalia、 Carnivora、 Felidae、Felis
哺乳綱、食肉目、イヌ科、ネコ属
IUCN Status(保全状況)VULNERABLE
Length(体長)68.5-84cm
Weight(体重)4.5-9kg

分類について

ハイイロネコは謎が多く、わからない点も多いです。ヨーロッパヤマネコと同系統ではないかとも言われています。

生息地について

ハイイロネコは中国のチベット自治区や青海省、四川省でのみ見ることが可能です。

特徴は?どんな感じの生物なのか?

ハイイロネコはヨーロッパヤマネコと良く似ていると言われています。標高3000mの高さでも生活が出来たり、森や低木地に分布もしているため、適応力が高い猫と言われています。毛皮は砂色で、下部は白く、脚と尾には黒い輪があります。

生態はどうなっているのか?

ハイイロネコはネズミや鳥などを食べて生活をしています。 1月から3月にかけて繁殖します。 メスは人里離れた巣穴で2~4匹の子猫を産みます。まだまだ謎が多く、研究が足りません。野生の最初の写真は2007年に撮影されました。 さらに2015年にルオルガイ草原で1個体が観察され写真に撮られました。 そして2018年の秋から2019年の春にかけて、三江源地域南東部の高山草原で記録されました。

ハイイロネコは絶滅危惧種なのか?

ハイイロネコは生息数が極めて少ないと推測されており、絶滅危惧種に指定されています。2007年まで、チャイニーズヤマネコは6頭の個体しか知られておらず、極めて少ないと予想されています。また餌となるナキウサギが減っていることから餌の確保も難しい状況と言われています。小型で中国の固有種ですが、中国自体に問題があり、保護のプロジェクトがあまり進んでいません。

ハイイロネコは飼育可能なのか?

ハイイロネコは飼育可能なのか?残念ながら絶滅危惧種に指定されていることやそもそもの数が少ないので入手が極めて困難です。動物園でも見れない希少な猫なので厳しいでしょう。

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