パンダ(ジャイアントパンダ)はどんな動物? 特徴、生態、生息地について解説

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パンダ(ジャイアントパンダ)はどんな動物? 特徴、生態、生息地、個体保護について情報を紹介、解説します。中国の外交の道具として使われてしまっているパンダですが、彼らは実は絶滅危惧種指定されており、とても危険な状態になります。どのようなパンダがいるのか、記事としてまとめて解説をします。

パンダ(ジャイアントパンダ)とは? 基本ステータスについて

パンダは哺乳綱ネコ目(食肉目)に属する動物です。パンダはレッサーパンダとジャイアントパンダから構成されています。学名はAiluropoda melanoleuca。体長は120 – 150cmで体重は100kg。レッサーパンダは以下の記事を参考にしてください。

Japanese(和名)ジャイアントパンダ、シロクログマ
English(英名)Rhinoceros
scientific name(学名)Ailuropoda melanoleuca
classification(分類)Mammalia、 Carnivora、Ursidae、Ailuropoda
哺乳綱、ネコ目、クマ科、ジャイアントパンダ属
IUCN Status(保全状況)VULNERABLE
Length(体長)120 – 150cm
Weight(体重)100kg

分類について

ジャイアントパンダ属は1つから構成されており、他にはありません。以前はパンダ科というものがありましたが、近年廃止となりました。

ジャイアントパンダの生息地について

ジャイアントパンダは中国の南西部の四川省や甘粛省、陝西省などに分布していてます。

特徴は?どんな感じの生物なのか?

ジャイアントパンダは体ははっきりとした黒白で色分けられていて、四肢は短く、それぞれに5本の指があり、前肢の爪は後肢より長いです。毛は厚くてフサフサとしていて、足の裏にも毛が生えているため、防寒にもなります。パンダは昼夜共に活動する傾向にありますが、竹林のある山岳地帯に生息しています。基本的には単独で生活していて、群れや家族をつくることはないです。他のクマ科の動物と異なり冬眠はしません。

性格はどんな感じなのか?

ジャイアントパンダはおっとりとしたマイペースな性格です。食糧を巡ってほかの動物と争うことがありません。

ジャイアントパンダの生態は?

ジャイアントパンダは若タケやタケノコを食べることが多く1日の半分近くを食事に費やし、およそ10kgの笹を食べます。繁殖期は3~5月。妊娠期間は50日ありメスは1度に2-3頭産むことが可能。生後3週間ほどで目が開き、1年半から2年程で独立します。寿命は30年くらいとされています。

ジャイアントパンダの天敵は?

ジャイアントパンダは天敵が一切いません。そのことからマイペースに生活をすることが多いです。

ジャイアントパンダは絶滅危惧種なのか?

ジャイアントパンダは絶滅危惧種に指定されており、ワシントン条約附属書Iにも掲載されております。以下のような原因がありパンダは減り続けています。推定個体数はおよそ1600頭しかいないと言われています。

生息地の喪失と破壊

中国では環境破壊が問題になっています。さらに東アジアでは2010年代から急速な土地開発がされており、農業、開発、森林伐採によりパンダの住める場所が急速に減っているのです。多くの保護区が設立され、パンダの研究と繁殖プログラムが進行中です。

ジャイアントパンダは飼育できるのか?

ジャイアントパンダは絶滅危惧種であり、さらにワシントン条約附属書Iにも掲載されておりますので国際取引が厳しく制限されているため、飼育は極めて厳しいです。

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