トナカイはどんな動物? 特徴、生態、生息地について解説 図鑑にも載っている動物

Arctic

トナカイの特徴、生態、生息地について解説をします。世界で動物園で見れて北極圏から亜寒帯にかけて生息している角があるシカと言えばトナカイしかないでしょう。アラスカやカナダなど、北アメリカ寒帯地方にも分布していて、幾つかの亜種が知られている動物でもあります。

トナカイとは? 基本ステータスについて

トナカイは哺乳綱鯨偶蹄目シカ科トナカイ属の動物です。tunakkayはアイヌ語の意味であり、英名は「カリブー」で違います。学名はRangifer tarandus。体長は120 – 230㎝、肩高90 – 150 cmで体重は60 – 300kg。時速80kmで走ることができます。ツンドラ地帯の寒い地域周辺で適応して住んでいます。主にクリスマスのイメージが強いでしょう。

Japanese(和名)トナカイ
English(英名)Reindeer/Caribou
scientific name(学名)Rangifer tarandus
classification(分類)Mammalia、 Cetartiodactyla、Cervidae、Rangifer
哺乳綱、鯨偶蹄目、シカ科、トナカイ属 
IUCN Status(保全状況)VULNERABLE 
Length(体長)120 – 230cm
Weight(体重)60 – 300kg 

分類について

トナカイ属の動物は実は1種ではありません。多数の亜種がいます。Wikipediaによると、以下の亜種が存在します。

  • Rangifer tarandus tarandus
  • Rangifer tarandus caribou
  • Rangifer tarandus fennicus
  • Rangifer tarandus granti)
  • Rangifer tarandus groenlandicus
  • Rangifer tarandus pearyi 
  • Rangifer tarandus platyrhynchus

Source : Wikipedia

トナカイの生息地について

トナカイはノルウェー、フィンランドなどの北ヨーロッパやロシアのシベリア地方に分布しております。他にもアメリカのアラスカやカナダなど、北アメリカにも分布しています。

特徴は?どんな感じの生物なのか?

トナカイは寒冷地方に適した体をしていて、蹄は大きく、雪の上を歩きやすいのです。トナカイが実は泳ぐことも可能。川や湖を渡ったりできます。毛色は黒色から白色。メスの角はオスに比べて小さくて単純な形をしています。角は春に生えて、秋から冬にかけて抜け落ちます。トナカイは時速60~80kmで走ることができるので人間が移動手段で使うこともあります。

性格はどんな感じになるのか?

トナカイはおとなしい性格になり、犬のように吠えることもありません。洞察力に優れていてやや思慮深い一面を持っています。トナカイは仲間の群れで春と秋には大規模な季節移動をするため集団生活にも慣れています。

トナカイの生態は?

トナカイは食べるものは植物性で、木の根や球根、木の葉や草類、茎などを食べて生活をしています。一夫多妻で繁殖期は9月から11月。オスはメスを巡って争いハーレムを形成します。妊娠期間210~240日で1回で1-2頭を産みます。2年程で性成熟します。寿命は10~15年。

トナカイの天敵は?

オオカミ、オオヤマネコ、ヒグマなどが天敵に当たりますが、時速80kmで走ることができるので簡単につかまることがありません。

トナカイは絶滅危惧種なのか?

トナカイは絶滅危惧種に指定されています。生息数も減少している理由は以下のようなことがあります。3つの亜種はすでに絶滅していますのでかなり危機的な状況にあります。

北米では森林伐採が進む

森林伐採や環境破壊によりトナカイの生息地が奪われています。北米ではクイーンシャーロット諸島、東グリーンランドのトナカイが絶滅しました。多くの個体群が減少しており、早急な保護活動を必要としています。

人為的な移入も検討

そんなこともあり情報では過去25年間で40%の個体数減少が確認されています。そのことからトナカイが分布していない地域への導入を検討しています。イギリス領・サウスジョージアなどの動物しかいないような唯一の島へ導入を検討している様子です。

トナカイは飼育できるのか?

トナカイは絶滅危惧種に指定されています。そのためそもそも入手自体が困難になっており、一般人が飼育することは極めて難しい状況にあります。

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