ワシミミズクはどんな鳥?特徴、生態、生息地について最新版を解説 アフリカやアジアの動物

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ワシミミズク(owl)はどんな鳥?動物の特徴、生態、生息地について解説します。ユーラシアンワシミミズクとも言われるこのミミズクはユーラシア大陸にかなり広く分布しており、アジアを中心に多数が生息しております。どのような特徴を持っているのか、記事で解説をしていきます。

ワシミミズクとは? 基本ステータスについて

ワシミミズクは鳥綱フクロウ目フクロウ科ワシミミズク属に分類される鳥類です。体長は58 – 71cmで体重は1,500 – 1,800gになります。英目はowl、学名はBubo buboで、漢字は鷲木菟になります。ユーラシアワシミミズクと言う別名を持っています。情報の一覧は以下の通り、

Japanese(和名)ワシミミズク
English(英名)Eurasian eagle owl
scientific name(学名)Bubo bubo
classification(分類)Ave、Strigiformes、 Strigidae、Bubo 
鳥綱、フクロウ目、フクロウ科、ワシミミズク属
IUCN Status(保全状況)LEAST CONCERN
Length(体長)58 – 71cm
Weight(体重)1,500 – 1,800g

分類について

ワシミミズクはワシミミズク属に分類されておりますが、亜種がかなり多くいます。以下はWikipediaからの引用です。時間がある際に調べてみましょう。

Scientific name(学名)Habit(生息地)
Bubo bubo buboScandinavian Peninsula/Western Russia to France
スカンジナビア半島・ロシア西部からフランス
Bubo bubo borissowiSakhalin, Kuril Islands
サハリン、千島列島
Bubo bubo hemachalanusWestern Tibet, Western Himalayas
チベット西部、ヒマラヤ西部
Bubo bubo hispanusiberian peninsula
イベリア半島
Bubo bubo interpositusSouthern Ukraine, Bulgaria, Romania to Türkiye
ウクライナ南部・ブルガリア・ルーマニアからトルコ
Bubo bubo jakutensisFrom north-central Siberia to northeastern Siberia
シベリア中北部からシベリア北東部
Bubo bubo kiautschensisEast of the People’s Republic of China, Korean Peninsula. There are examples of them flying to Amami Oshima, Miyakejima, and the Goto Islands.
中華人民共和国東部、朝鮮半島。奄美大島、三宅島、五島列島に飛来した例がある
Bubo bubo nikolskii From eastern Iraq to western Pakistan
イラク東部からパキスタン西部にかけて
Bubo bubo omissusFrom northeastern Iran to Turkmenistan and western China
イラン北東部からトルクメニスタン・中華人民共和国西部にかけて
Bubo bubo ruthenusEurope Central, southern and eastern Russia
ヨーロッパロシア中部・南部および東部
Bubo bubo sibiricusFrom the Ural Mountains to western and southwestern Siberia
ウラル山脈からシベリア西部および南西部
Bubo bubo tarimensisWestern Republic of China
中華人民共和国西部
Bubo bubo tibetanusTibetan Plateau
チベット高原
Bubo bubo turcomanusFrom Kazakhstan to western China and western Mongolia
カザフスタンから中華人民共和国西部・モンゴル西部
Bubo bubo ussuriensis From eastern Mongolia and southeastern Siberia to northeastern China and eastern Siberia
モンゴル東部・シベリア南東部から中華人民共和国北東部・シベリア東部にかけて
Bubo bubo yenisseensisNorthern Mongolia, central Siberia
モンゴル北部、シベリア中部

生息地について

生息地はアジア中央を筆頭にユーラシア大陸に分布しています。

1. 分布地域

  • 広範囲に分布する大型フクロウ
    • ヨーロッパ全域(スカンジナビア南部〜南ヨーロッパ)
    • アジア(シベリア、モンゴル、中国、朝鮮半島、日本の一部)
    • 中東、北アフリカにも局所的に分布
  • 世界で最も広く分布するフクロウの一種

2. 生息環境

  • 森林(針葉樹林・広葉樹林)
  • 山岳地帯や岩場、崖地
  • 草原・農地周辺の開けた土地でも見られる
  • 鳥類や小型哺乳類の豊富な地域を好む

3. 巣・隠れ場所

  • 岩の割れ目や樹洞、崖の窪みなどに巣を作る
  • 樹上よりも地上や岩場の巣が多い
  • 冬季は雪や寒さを避けるため、樹洞や岩陰で休息

4. 気候・環境適応

  • 温帯〜亜寒帯の広い気候に適応
  • 高地や寒冷地にも生息可能
  • 熱帯雨林や極端に乾燥した砂漠は避ける

特徴は?どんな感じの生物なのか?

ワシミミズクは林、大森林、岩場、荒れ地に留鳥として住み、定住する傾向があります。昼間は休んでいることが多いのですが、夜になると体を動かし大きく狩り活動を開始します。自然のなかで小型の動物を幅の広い翼をゆっくりと音も立てずに羽ばたかせて襲いかかるため、獲物は気づきません。羽色は赤みのある黄褐色かクリーム色で、全体に不規則な縞や斑があります。

1. 外見の特徴

  • 体型・サイズ
    • 世界最大級のフクロウの一種
    • 体長:約60〜75cm、翼長:約160〜188cm
    • 体重:約2〜4kg(個体差あり)
  • 顔・耳羽
    • 独特の「耳羽」(頭の両側に立った羽角)がある
    • 丸い顔で大きな目、夜間視力が非常に発達
  • 羽毛・体色
    • 背中は褐色や灰色に黒斑がある
    • 腹部は淡色で縞模様が入る
    • 夜間に狩りをしやすい保護色

2. 性格・行動の特徴

  • 夜行性・薄明薄暮性で、主に夜間に活動
  • 臆病だが、縄張り意識が強い
    • 人間や大型捕食者に出会うと慎重に行動
  • 狩猟能力が高く、捕食者として優れる
    • 猛禽類として高い飛行能力と鋭い爪、くちばしを持つ

3. 生態・能力

  • 食性:肉食性
    • 鳥類、小型哺乳類(ネズミ、ウサギ、リスなど)、爬虫類も捕食
  • 飛行能力
    • 静かに飛ぶことができ、獲物に気づかれにくい
  • 繁殖
    • 樹洞や岩の窪みに巣を作り、1〜4個の卵を産む
    • 両親で育雛することが多い

4. 特殊能力

  • 夜間視力・聴力が非常に発達
    • 暗闇でも獲物を正確に捕らえられる
  • 飛行音が静か
    • 羽毛構造により、獲物に気づかれず接近可能

性格はどんな感じなのか?

ワシミミズクはとてもフレンドリーな鳥ですので、実際に飼育している方もいます。ただし、一緒に遊んでくれると言うタイプではないため、適度な距離を置きたがる性格をしています。

ワシミミズクの性格の特徴

  1. 臆病で警戒心が強い
    • 人間や大型動物に対して非常に慎重
    • 危険を察知すると即座に逃げるか、隠れる
  2. 縄張り意識が強い
    • 繁殖期や狩りの領域では他の個体に攻撃的になることもある
    • 大きな体と強力な爪を使って自分の縄張りを守る
  3. 独立性が高い
    • 単独で行動することが基本
    • 繁殖期以外は群れを作らず、自分の狩猟範囲を中心に生活
  4. 忍耐力・観察力に優れる
    • 獲物を狙う際は、長時間じっと待って観察する
    • 飛ぶときも音を立てず静かに接近する
  5. 好奇心はほどほど
    • 自分に危険が及ばない範囲で周囲を観察
    • 人間や新しい環境には警戒心を持つ

生態はどうなっているのか?

ワシミミズクは野生の齧歯類や哺乳類、爬虫類、サギ類やノスリ類・他のフクロウ類などの鳥類の種を食べて生活をしています。繫殖形態は卵生。3月から5月にかけて卵を産みます。寿命は15年から30年です。

1. 生活環境

  • 生息地:ヨーロッパ・アジア・北アフリカの森林、山岳、岩場、草原など
  • 樹洞や岩の窪みを巣や隠れ家に利用
  • 森林だけでなく、開けた草原や農地周辺でも活動する

2. 行動パターン

  • 夜行性・薄明薄暮性
    • 主に夕方から夜間にかけて活動
    • 日中は巣や岩陰で休息
  • 単独生活が基本
    • 繁殖期以外は他個体と接触せず
  • 狩りの方法
    • 高い木や岩から静かに飛び降りて獲物に接近
    • 長時間じっと待ち、獲物の動きを観察して捕食

3. 食性

  • 肉食性(捕食者)
    • 主に鳥類、小型哺乳類(ネズミ、ウサギ、リスなど)、爬虫類、両生類も捕食
    • 獲物を捕らえると鋭い爪とくちばしで仕留める
  • 獲物は巣の近くや飛行中に捕まえることが多い

4. 繁殖

  • 繁殖期:春(地域によって2〜4月頃)
  • 卵数:1〜4個
  • 巣作り:樹洞、岩の窪み、断崖など自然の隠れ家
  • 両親で育雛することが多く、親の保護下で幼鳥は飛ぶ・狩る技術を学ぶ

天敵はいるのか?

ワシミミズクはこれといった天敵は特にいません。敢えて言えば人間になるでしょう。

ワシミミズクの幼獣について

ワシミミズク(Bubo bubo)の**幼獣(雛・ヒナ)**について詳しくまとめます。


1. 外見・特徴

  • 生まれた直後は柔らかい白色〜クリーム色の羽毛(ダウン)に覆われている
  • 目は開いているが、視力はまだ完全ではない
  • くちばしや爪は小さく、飛行用の羽も未発達
  • 体重は約80〜120gで、成長とともに急速に増加

2. 行動能力

  • 生後すぐに自力で巣の外に出ることはできず、親に保護され巣内で生活
  • 羽ばたきや飛行の練習は数週間後から開始
  • 親の狩りの様子を観察し、捕食技術や警戒行動を学ぶ

3. 食性・成長

  • 生後最初の数週間は親からの給餌(捕獲した小動物や鳥類)に依存
  • 2〜3週間で少しずつ自分で餌をつかむ練習を開始
  • 約6〜8週間で飛行能力が発達し、巣立ちが可能に
  • 成長過程で、夜行性の狩猟行動や隠れる習性を習得

4. 社会性

  • 幼獣は巣内で親と兄弟と過ごす
  • 他の個体との接触はほとんどなく、母親や父親から学ぶことが生存の鍵
  • 兄弟間の軽いじゃれ合いは、狩猟や攻撃の練習にもなる

5. 防衛・安全

  • 捕食者に対しては巣内で隠れることが基本
  • 羽毛が柔らかく、飛ぶ能力がないため、親の保護が必須

ワシミミズクは絶滅危惧種なのか?

ワシミミズクは全体で見ればとても安定しております。しかしながら亜種の中には絶滅危惧種に指定されている者もいるのです。人間による環境破壊が最大の脅威になっています。

1. IUCNによる評価

  • 国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは、ワシミミズクは 「軽度懸念(Least Concern, LC)」 に分類されています。
  • これは、現在のところ絶滅の危険は低く、個体数は比較的安定していることを示しています。

2. 個体数の状況

  • ヨーロッパ、アジア、北アフリカに広く分布
  • 森林、岩場、山岳、草原などさまざまな環境に適応
  • 地域によっては局所的に減少している場所もあるが、世界的には安定している

3. 主な脅威

  1. 生息地の破壊
    • 森林伐採、農地開発、都市化
  2. 人間による迫害
    • 鳥獣害対策で駆除されることがある
  3. 交通事故や電線との衝突
  4. 食物不足
    • 獲物となる小型哺乳類や鳥の減少

4. 保護状況

  • 多くの国で狩猟や捕獲が規制されている
  • 生息地の保全が重要で、特に繁殖期の巣や岩場の保護が推奨される

ワシミミズクはペットとして飼育可能?

ワシミミズクはペットとして飼育可能です。餌、止まり木、ケージなどがあれば飼育ができますが、問題なのは値段です。ペットショップなどで飼う場合は詳細でいえば日本円で40万円~100万円以上するケースがありますので決して安くありません。

餌は専用のフード

ワシミミズクの主食は専門店で購入できる専用のフードがおすすめです。ピンでつまんで渡さないと、手を餌と勘違いして噛みつくことがあります。

ケージはオーダーメイドで製作

ケージはオーダーメイドで製作がおすすめです。ワシミミズクはとても大型でそこそこ広めのスペースがないと生活がかなりストレスになります。日光浴も兼ねられるとベストです。

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