オジロワシはどんな鳥?特徴、生態、生息地について

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オジロワシはどんな鳥?特徴、生態、生息地について解説します。翼を広げると220cmにもなり、ワシやタカのなかまのなかではかなりの強者です。オジロワシはユーラシア大陸だけでなく、デンマークなどでも見ることができます。

オジロワシとは? 基本ステータスについて

オジロワシはタカ目タカ科オジロワシ属に分類される鳥類。全長は70 – 98cm、翼開長180 – 240cm。体重は3 – 7kgになります。 学名はHaliaeetus albicilla、漢字は尾白鷲。情報の一覧は以下の通り。

Japanese(和名)オジロワシ
English(英名)White-tailed eagle
scientific name(学名)Haliaeetus albicilla
classification(分類)Ave、 Accipitriformes、Accipitridae、Haliaeetus
鳥綱、タカ目、タカ科、オジロワシ属
IUCN Status(保全状況)LEAST CONCERN
Length(全長)70 – 98cm
Weight(体重)3 – 7kg

分類について

オジロワシは2種の亜種が存在します。

Haliaeetus albicilla albicilla 

全世界の内グリーンランドを除く分布域で生息しています。冬季にロシアから主に北海道に飛来します。

Haliaeetus albicilla groenlandicus

グリーンランドだけの個体がこの亜種に相当します。

生息地について

オジロワシはユーラシア大陸、日本、デンマークに分布します。

特徴は?どんな感じの生物なのか?

オジロワシはワシ・タカの仲間は、オオワシのようにオスよりもメスが体は大きいです。全身濃い茶色で、頭部は淡褐色や淡黄色の羽毛で被われます。尾羽は12枚で短く、尾はやや楔形。尾羽の色彩は白。冬鳥として日本の全国に渡来します。棲息地は海岸、河川、湖沼などです。

生態はどんな感じなのか?

オジロワシは動物食で、魚類、鳥類、哺乳類を捕食して食べます。また死骸を食べることも多いです。獲物は急降下して捕らえることが多いです。繁殖形態は卵生。3-4月に1回に2個の卵を産んでメスが抱卵をします。生後5-6年で性成熟し、寿命は20年程度です。

天敵はいるのか?

オジロワシは天敵がいません。空では頂点に当たる鳥です。

オジロワシは絶滅危惧種なのか?

オジロワシはワシやタカの中でも最大の種になるため、天敵がいません。そのため絶滅危惧種でもありません。個体数は安定しています。しかし日本では絶滅危惧種に指定されています。森林伐採・土地造成・道路建設による営巣地の破壊で激減中。絶滅危惧種に指定されています。さらにワシントン条約にも掲載されております。環境省で指定した天然記念物の野鳥であり、1993年には種の保存法施行に伴い国内希少野生動植物種に指定されているのです。

オジロワシはペットとして飼育可能?

上記のようなことがありますのでペットとして飼育は難しいです。大型なので自然でも写真は良く取れます。日本では北部に越冬しますので撮影してみましょう。

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