リュウキュウイノシシはどんな動物?特徴、生態、生息地(沖縄、西表島など)について解説します。リュウキュウイノシシは日本に生息している野生の動物ですが、実は日本の中でも一部の地域でしか見れないため、とてもレアな動物ですので、興味があれば記事を参考にしてみてください。
リュウキュウイノシシとは? 基本ステータスについて
リュウキュウイノシシはイノシシ科イノシシ属に属する動物です。学名はSus scrofa riukiuanus、漢字は琉球猪。頭胴長50 – 110cm、体重は20 – 50kg程度。情報の一覧は以下の通り。
Japanese(和名) | リュウキュウイノシシ |
English(英名) | ryukyu wild boar |
scientific name(学名) | Sus scrofa riukiuanus |
classification(分類) | Mammalia、Cetartiodactyla、Suidae、Sus 哺乳綱、鯨偶蹄目、イノシシ科、イノシシ属 |
IUCN Status(保全状況) | LEAST CONCERN |
Length(体長) | 50-100cm |
Weight(体重) | 20-50kg |
生息地について
リュウキュウイノシシは日本に分布しています。そのなかでも九州、南西諸島に集中しており、奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、徳之島、石垣島、西表島などにいます。一部は沖縄でも見ることが可能。
特徴は?どんな感じの生物なのか?
リュウキュウイノシシはニホンイノシシと比較するととても小さいのが特徴です。リュウキュウイノシシは黒い体が特徴で、農地を荒らすことでも問題になっており、農家を悩ませています。イノシシの亜種とされます。このイノシシはわずかなにおいを嗅ぎ分けられるほど鋭い嗅覚を持ち、餌を探すことが可能です。基本的には森林地帯で生活しています。
生態はどんな感じなのか?
リュウキュウイノシシは木の実や葉といった植物はもちろん、ミミズやトカゲなどの小動物も探して食べます。繁殖形態は胎生。繁殖期は年に2回あります。寿命は10年程度と言われています。
天敵はいるのか?
リュウキュウイノシシは天敵がほぼいません。
リュウキュウイノシシは絶滅危惧種なのか?
リュウキュウイノシシは沖縄県版レッドデータブックで絶滅危惧II類に分類されており手厚く保護されています。リュウキュウイノシシは農地を荒らすことがあり、農家にしばしば害獣として排除されます。また鍋物、焼肉、刺身として食用にもされることで観光客や人口の増加に伴ってリュウキュウイノシシ肉の需要が増大して、狩猟がかなり進んでおり、生息数が減少しています。
リュウキュウイノシシはペットとして飼育可能?
リュウキュウイノシシは絶滅危惧種に指定されており、飼育することがかなり困難です。動物園などで鑑賞することをおすすめします。
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